TKMデジカメ山歩き 2022/12/29(木)
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金剛山
スタート:水越峠 →
ルート :↑モミジ谷、↓石ブテ尾根
日本200名山、関・近100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】金剛山地
 
 
 
湧出岳 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅰ△1111.89m (金剛山)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
460m  08:12   ① 水越川公共駐車場 1:34 - 1:34   出発時間 06:45 15:10
   09:46   ② 第6堰堤(モミジ谷) 到着時間 07:55 18:00
0:49 - 2:23  
1125m  10:35~10:40 0:05 金剛山 P1125(葛木神社) 片道距離 44 ㎞ 52 ㎞
0:12 - 2:35  
1111m  10:52   ④ 湧出岳 △1111.9 往復距離 96 ㎞(AVG=15.2)
0:23 - 2:58  
   11:15   ⑤ 伏見峠  
0:14 - 3:12  
1028m  11:29~12:05 0:36 ⑥ 香南荘の頭 P1028  
0:35 - 3:47  
   12:40   ⑦ 国見城跡  
0:14 - 4:01 0:14
1094m  12:54   ⑧ 大日岳 P1094 ASC(総上昇)プロトレック 940 m
1:50 - 5:51 2:04
390m  14:44   ⑨ 水越峠公共トイレ DSC(総下降) 〃 960 m
0:14 - 6:05 2:18
   14:58   ⑩ 水越川公共駐車場 総上昇量(GPS)map60 1002 m
  6:46 0:41   6:05 -     移動距離(GPS) 〃 14.3 ㎞
 
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アクセス

奈良 ⇔ 《R24.・京奈和道》 御所南IC ⇔ 《R309》 ⇔ 水越トンネル西口
※ 下山後 温泉入浴 かもきみの湯 ¥700

駐車場
水越川公共駐車場
ルート
P → 水越峠 → 《ガンドガコバ林道・モミジ谷》 → 金剛山(葛木神社) → 湧出岳 → 伏見峠 → 香南荘の頭 → 《金剛山遊歩道》 → 国見城跡 → 大日岳 → 六道ノ辻 → 《石ブテ尾根》 → 水越峠公共トイレ → P
記録
今年も残すところあと 2日。
1年の締めとして本年最後の山歩きは金剛山だ。

6月に突然の神経痛で 1.5ヶ月謹慎し、その後順調に回復できたと思ったが、寒くなってきた 11月末に調子が悪くなった。そんなことで 1か月近く何もする気分ではなくなってしまった。
まだ本調子ではなく、腰に爆弾を背負った感じだが、このまま何もしないと、復帰の機会がなくなってしまいそうだ。それではと思い不安は残るが無理をして山歩きを再開した。

前回の三峰山も、後半に腰の調子が悪くなってきたが、それ以上悪化することはなかったので、何とか今回も頑張れそう。

金剛山は自宅から近いので、いつも通りに起きて自宅をスタート。年末休暇に入ったので通勤渋滞もなく順調に走り現地に到着。
水越トンネルを抜けた先で、旧国道に折り返すと路駐している車は少なかった。
車を停めた水越川公共駐車場も駐車率は半分少し位で、案外に空いていた。

到着時の外気温は 2℃。自宅をスタートした時と殆ど変わっていなかった。
どうしようかと少し迷ったが、防寒着はやめてウインドブレーカーを着て行く事にした。アイゼンも雪の量は大したことなさそうなのでザックに入れていた 10本爪はやめて、車に置きっぱなしにしている 6本爪のアイゼンに入れ替えてスタート。

バス停横の駐車場は満車状態だったが、水越峠まで上がると路駐している車は 2台しかなかった。
峠の手前で旧国道から林道に入ってダラダラと登って行くと、登り初めのうちは林道にも周りにも残雪は見られなかった。
峠から 15分ほど進んだところで林道わきに残雪が出始め、そこから数分先に進むと林道上にも凍結した残雪が出始めた。
未凍結部分を拾いながら歩いていると次第に凍結部分が増えやがて全面凍結になった所で、アイゼンを装着した。

凍結した林道上を、ガリッ・ガリッ とアイゼンの爪で氷を割るような音を立てながら歩き、峠から 0:41’でモミジ谷への入渓地点に到着。
以前は分岐地点から下の川に下りていたが、斜めに緩やかに下り渡渉して対岸に渡るルートが出来ている。

対岸に渡り、右岸側を登って行き、堰堤を続けて 3ツ左側(右岸側)から超えてその先暫く渡渉を繰り返しながら進み、4番目の堰堤も左側から超えて行く。
その少し先の 5番目の堰堤は右側から超える。堰堤を超える所にはアルミ梯子が設置されていた。モミジ谷に来た初めの頃は、堰堤を超える所に梯子はなく超えるのに一苦労した。その後に木の梯子が設置されたが、今回アルミの梯子に変わっていた。侵食されたのだろうか段差も段々と深くなった感じ。

その 第5堰堤の上部の少し先の谷別れで右のモミジ谷に入り、分岐から 5~6分ほどで氷瀑の出来る第6堰堤に到着。
期待はしていなかったが、やはり氷瀑はカケラもなかった。小さな残滓が下に落ちていたのみだ。期待はしていなかったが少しぐらいはあるかとは思っていたのだが・・。

その第6堰堤を超える所が一番危険地帯なので、注意して崖横を通過して堰堤上に上がると平穏地帯。
その少し先で正面の本流を見送り右の支流に折れる。トレースは正面の本流側には見当たらず、自然に右の谷に導かれる。

右に谷に入ったすぐ先に左の尾根への取付き口があったはずが見当たらず。そのまま谷を遡る。以前は尾根に上がるのが主流だったが、谷をそのまま遡るルートが主流に変わったようだ。高巻道が出来ていてシッカリしたルートだ。傾斜が緩くなると十字路に出た。
正面に行けば売店だが、左の山頂神社方面に折れる。少し横移動してモミジ谷の尾根道に合流して、その尾根を先に上がると金剛山の北側を巻いている道に合流。

巻道を左に進むと大勢の人が手を伸ばしていた。鳥のエサ場でエサを手のひらに乗せて鳥を誘っていた。
暫く観察して裏参道から金剛山最高点にある葛木神社に到着。
賽銭を出して、来年も無事に参拝に来られるように祈願する。

今日はモミジ谷に入ってから足が重たく、シンドイ思いをして登ってきた。何時もならそのまま二ノ滝のあるツツジオ谷に向かうのだが、そんな元気も気力もない。
で、ちはや園地への周回だけにすますことにして、神社正面の階段を下りて、一ノ鳥居方面に下る。

湧出岳にある一等三角点に寄ってから「ちはや園地」にむかうと、園地は閑散としていた。ロープウェーが休止(廃止)しているので訪れる人が減ったようだ。
いつもならここで周回に折り返すのだが、今回はツツジオ谷をパスしたのでもう少し先の伏見峠まで足を延ばす。

伏見峠で折返し、金剛山キャンプ場の中から「ちはや園地」に上がり、香南荘の前のピーク P1028に上がりそこで昼食にする。
少し風があったが、先着者が一人いた模様でベンチの雪が退けてあった。そのベンチに座り定番の昼食と食後のコーヒー・デザートを食し、下山に向かう。

ロープウェーの金剛山駅から金剛山遊歩道を通り国見城跡に出ると、いっぱいの人。ベンチは全て埋まっていた。
そのまま広場を抜けて一段上に上がり、山頂売店からの道に合流して、大日岳方面に折れる。

その少し先で、主ルートの左に向かわず、そのまま真っすぐ少し行くと往路で登ってきたモミジ谷からの四辻に合流。往路では、右の神社方面に折れたが今度は左の大日岳方面に折れる。
少し下った鞍部が青崩道分岐。大日岳方面に登り返し、展望のなくなった大日岳をそのまま通過して、少し下った広い場所でいくつものルートに分かれた所を超えると六道ノ辻。

石ブテ尾根方面にトレースがあるので、左に折れる、六道ノ辻から一段下った所で正面の中尾ノ背を見送り左の石ブテ尾根に折れる。
その先次第に残雪量が少なくなってきた尾根上を、2ツほど小さなアップダウンを越えて順調に下って行く。

急な下りを一下りした分岐で、GPSを確認すると、通過チェックしようと思っていた 石ブテ47尾根分岐を見落としてきた。先ほど急下りに変わった所だ。
まだ余裕があったので、登り返して確認に戻る。余裕のあるつもりだったがチョットした登りなのにシンドかった。

元に戻り、右下の尾根先に下るルートに折れる。正面の林道終点に下るルートの方が平穏に見えるがその先に尾根先へのルート以上の激坂がある。
ヤヤコシイ分岐に折れて下って行くと残雪量は次第に減り、土の地肌部分が増えて来た。足元は木の根が露出しており滑りやすい急坂だ。アイゼンを引っかけないように慎重にユックリと下って行く。

すると左足の親指の根本付近が痛くなってきた。靴ひもを緩めて足をかばいながら下るも我慢できないほど痛い。靴を脱いで確かめると靴擦れが出来ていた。急下りの連続で足の前方に負担がかかりアイゼンのベルトが靴を絞めつけていたのが原因の模様。キズバンを 2枚張りアイゼンを外して、その先下った。

急坂を一下りすると尾根先の林道登山口に着地。林道下の川でアイゼンの泥を落とし、そのアイゼンを手に持って林道をダラダラと下って行く。足の靴擦れした部分は負担がかからなくなったので痛みは治まった。

林道に着地してから林道・旧国道を 30分かけて歩き、駐車したスタート地点に戻る。


心配していた足腰の神経痛は出なかったが、腰がだるいので温泉で温めようと少し大回りになるか天然温泉の「かもきみの湯」に寄って入浴してから帰宅した
 
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← 水越川公共駐車場
時間が遅いので込んでるかと思ったが、案外空いていた

→ 水越峠
途中のバス停横の駐車場は満車だったが、峠付近の路駐車は 2台だけだった


林道脇に白いものが出て来た

林道が凍り始めて来たが、未凍結部分を拾って歩く

林道が全面凍結してきたので、6本爪アイゼンを装着。4本爪も持参してきたが、この先雪深くなると思われるので使用せず

金剛の水

ダイトレ分岐

モミジ谷分岐
林道は右に折り返していくヘアピンカーブの先端より入渓

渡渉してきた所
対岸のすぐ上が、林道のヘアピンカーブ部分

第1堰堤

第3堰堤
渡渉後に、少し上がった所から続けて 3つの堰堤を左(右岸側)から超えていく

第3堰堤を超えたすぐ先が、狼谷分岐

踏み跡はシッカリあるが、人の気配はない

第4堰堤
ここも左から超えていく

雪景色が深くなってきた

ツララも

渡渉を繰り返しながら遡って行く

第5堰堤
この堰堤は右から超えていく

アルミ梯子が設置されていた。
昔は堰堤の高さがもっとなかったものの階段がなく超えるのに苦労した。前回来たときは木の階段だった

第5堰堤の上部
少しフラットな所

谷分岐
第6堰堤のある右の谷に入る。左の谷にも薄い踏み跡があった。

第6堰堤①
氷瀑はなく、残滓が落ちていた

第6堰堤②
堰堤の全体。本流側は氷瀑のかけらも残っていない

第6堰堤③
崩壊した氷瀑の残滓

第6堰堤④
堰堤上部に上がる途中から

谷分岐
右側の谷に入る。左側が本流だが、エサ場に上がる急坂

この倒木には記憶がない

「史跡 金剛山」のコンクリート柱

四辻
正面は売店、右は大日岳。左の山頂の北側の巻道に向かう

山頂北側の巻道に合流

エサ場

エサを狙っている

足で手の指をつかみ、エサをゲットした所

裏参道のブナ林より葛城山

葛木神社
来年の年末も、無事に来られるように祈願

ツツジオ谷の二ノ滝まで行く元気も根性も残っていないので、正面の階段より、ちはや園地への周回に向かう。

一ノ鳥居

湧出岳 一等三角点
1111.89m 基準点名:金剛山

ちはや園地
ロープウェーが運休(廃止)してから、訪れる人が少なくなったようだ

伏見峠
ここで引き返す

金剛山キャンプ場の中を通り、ちはや園地に戻ってきた

閉鎖中の香南荘
チョウド 10年前の今日(2012/12/29)香南荘の玄関前で餅つきをしており、そのつきたての餅を入れたぜんざいをふるまってくれた

香南荘の頭 P1028①
少し風があるが、この山頂で昼食。
先客が一人いたようで、ベンチの雪が退けてあった

香南荘の頭 P1028②
大峯方面への展望はなかった。
定番の昼食と、食後のコーヒー・デザートも食して下山に向かう

転法輪寺
雪景色の境内が絵になっていた

気温は -1℃
風がなければ寒くはない

立派なカマクラが出来ていた

国見城跡①
時間でもないのに、カメラポーズで独占していた団体さんがいた

国見城跡②
堺方面はギリギリ見えているが大阪方面は濁っていて見えていない

国見城跡③
ササの葉をうまく利用していた

国見城跡④
中央部分にもテーブ・ルベンチが 4セット設置されていた

国見城跡⑤
このキャラクターは、見たことあるようなないような・・、うまい事作っている

四辻
往路は正面のモミジ谷から上がって来て、右側の山頂方面に向かった。
今度は左の大日岳方面に向かう。

登ってきたモミジ谷方面。濃い踏み跡がある

植林地帯だが雪景色が綺麗

大日岳

六道ノ辻
トレースがあるので、左の「石ブテ尾根・中尾ノ背」方面に折れる

左の石ブテ尾根方面に折れる。正面は中尾ノ背・丸滝谷

尾根を境に左 植林、右 自然林
積雪量が薄くなってきた

残雪はたまり部分にのみ

石ブテ47尾根分岐
見落としたので、次の分岐から登り返してきた

尾根分岐
左は林道終点方面、ここは右の尾根先方面に向かう

残雪は完全になくなった
この手前で靴擦れが出来、我慢して歩いていたが、余りにも痛く靴を脱いでキズバン 2枚張って保護。下山時にアイゼンのバンドが靴を絞めていたみたい

尾根先に着地
この下側の川でアイゼンを洗う

駐車場に戻る
残っていた車は当方の車 1台のみだった
 
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