TKMデジカメ山歩き 2023/2/5(日)
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快晴
藤原岳 途中・頭陀ヶ平
スタート:簡易パーキングふじわら →
ルート :↑木和田尾、↓表道(大貝戸道)
藤原岳=日本300名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】三重県・滋賀県
【山地系】鈴鹿山地
 
 
 
頭陀ヶ平 足跡のダウンロードは こちらから
ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅱ△1143.00m (坂本村)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ヤマプラ
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
180m  08:06   ① 簡易パーキング ふじわら 0:11 2:20 0:11   出発時間 05:35 16:15
   08:17   ② 登山口(木和田尾 鉄塔巡視路) 到着時間 07:45 18:40
1:16 1:27  
   09:33   ③ 子向井山 P647 片道距離 116 ㎞ 117 ㎞
2:00 3:27  
1143m  11:33~11:49 0:16 頭陀ヶ平 △1143.0 往復距離 233 ㎞(AVG=18.7)
0:33 0:47 4:00  
1171m  12:22~12:59 0:37 天狗岩 P1171  
0:36 - 4:36  
   13:35   藤原岳 途中  
0:10 - 4:46  
   13:45   ⑦ 藤原山荘  
0:20 2:00-α 5:06 0:20
   14:05~14:11 0:06 ⑧ 八合目 ASC(総上昇)プロトレック 1145 m
1:04 6:10 1:24
   15:15~15:26 0:11 ⑨ 藤原岳登山口休憩所 DSC(総下降) 〃 1170 m
0:31 - 6:41 1:55
   15:57   ⑩ 簡易パーキング ふじわら 総上昇量(GPS)map60 1093 m
  7:51 1:10   6:41 -     移動距離(GPS) 〃 13.7 ㎞
 
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アクセス
奈良 ⇔ 《R163》 ⇔ 伊賀一宮IC 《西名阪・R1・R306》 ⇔ 山口
駐車場
簡易パーキング(ふじわら)
ルート
P → 《木和田尾》 → 頭陀ヶ平 → 天狗岩 → 藤原岳途中 → 藤原山荘 → 八合目 → 《表道・大貝戸道》 → P
記録
1年前の冬(2022/1/9)、木和田尾から藤原岳の周回に向かったが、時間・体力不足で藤原岳に届かなかった。同じコースでリベンジ

現地は、自宅から遠く平日だと朝早くても菰野近辺で通勤渋滞に合うので、平日を外した天気の良い日曜日の今日出かける。
10日ほど前(1/24・25)に 10年に一度の寒波が襲来して、新名神の「菰野IC~甲賀土山IC」間で積雪のため動けない車がでて立ち往生が発生し、解消まで丸 1日かかったとの報道があった。
まさにその付近を通るので、かなり雪が残っていると想像していたが予想外。道路はドライで除雪された雪すら残っていなかった。
そんなんで問題なく走り、途中で渋滞にも合わずに現地に到着。116㎞を 2:10’で到着する事が出来た。

国道沿いの「簡易パーキングふじわら」に着くと、思った以上の駐車率。登山準備中の人も 2組いた。
風はなく陽も出ており、外気温は 2℃。防寒着はいらないくらいだったが、今日はウインドブレーカーを持参してきていないので防寒着を来てスタート。

いつも通り国道から登山道に向かわず、駐車場のすぐ先で農道に折れる。昨年は農道は除雪されていないので残雪があったが、今日は残雪どころか辺りを見渡しても白いものはない。10日前の寒波の影響は全くない、拍子外れな感じだ。

鉄塔巡視路の登山口で、新しく出来ている害獣用ネットのゲートの赤いひもをほどいて開けようとしたが、土に埋まっていて開かない。何度試みても駄目だったので、反対側を見ると、針金で止めてある。その針金をほどくと開いた。赤いひもの所は支点になっていた。紐に惑わされてしまった。

無事に入山して、畑のような平地をしばらく進むと本格的な山道に続く。道はドライで完全な夏道状態。
歩き始めで背中にスノーシューを背負っているので足取りが重いが、歩き易いので順調に登って行く。
少し上がると残雪が出始め、ルート上は次第にぬかるみ始めた。粘土状の土と相まって滑りやすいが登りなので、それほど問題なく進む。

ルート上が雪で覆われ始めた所で、トレースが分かれていた。上方に向かうトレースに従うとトレースは消滅。適当に上の方に上がりながら、分岐したトレースの方向に進路を修正しつつ登ると鉄塔の斜め横に出た。正規のルートは鉄塔の真下から上がっていた、そこで正規ルートに復帰。道なき道の急登を歩いたので疲労が溜まってしまう。

正規ルートに復帰したとはいえ足元も悪く、それなりの登りが続くのでとにかく頑張って登る。
展望のある鉄塔台地に到着すると一仕事終えた感じ。天気が良くそれなりの展望はあったが、上からも同じ景色が見えるので一息次いで先に進む。

尾根上を少し上がった所で、足元の圧雪雪が凍結して滑り始めたので 5本爪の簡易アイゼンを履く。
ダラダラと登って行く尾根道だが意外とシンドク感じる。尾根上の子向井山を通過して少し下ると、山口配水場からのルートと合流。
再び登りに変わり、チンタラと登っていると単独さんに追い越された。

積雪量が次第に増えてきたので、高度 740m付近の展望のある鉄塔台地で、アイゼンに履き替える。
その先もペースがあがらずチンタラと登り、ヤットコサという感じで白瀬峠分岐に到着。白瀬峠方面にもトレースがあった。

疲れが溜まっていたけれどそのまま通過して、よりキツクなってきた傾斜を頑張って登る。
すると、大きな荷物を背負ったベテラン風の女性を含む 3人さんとすれ違う。小屋泊りの人達だろうか。
広めの斜面の登りでトレースがバラけて来た、先行者のツボ足跡を利用して登って行く。
体力が限界に近付き始めた頃、ようやく稜線の鉄塔台地に到着。稜線を一登りすれば頭陀ヶ平なので、そのままムチ打って頑張る。

頭陀ヶ平の三角点のに行くと、そばに単独さんが腰を据えて昼食をしていた。
余りにもシンドかったので鉄塔のコンクリート基礎の上に座って休憩。時間的には昼食タイムだが、天狗岩まで頑張ってそこで昼食地としたい。

一服のつもりが、再起動できず 15分以上も休憩してしまう。単独さんが先行してスタートして行ったので、当方も、そこでスノーシューを履いて追っていく。
頭陀ヶ平からは暫く下りなので、ノートレース部分をスノーシューで楽々と高速で下る。先行していた単独さんは踏み固められたトレース部分をワカンを着けずに下っていたが、すぐに追い越した。

天狗岩方面の登りに変わると急ブレーキがかかったが、若干元気を取り戻したので先ほどまでの登りと違いそれなりに登って行く。
トレース部分とは別に天狗岩に直登している薄いトレースがあったのと、山頂部分からペアさんが騒ぎながら直下りしてきたので、傾斜は急だったが当方も鞍部から直接天狗岩に向かう。ハッキリしたトレースはなかったがスノーシューで難なく登り切り天狗岩に到着。

天狗岩付近のあちこちには、多くの人達がいた。
山頂表示のピークは後にして、御在所岳方面に展望のある場所で座れそうな岩を探しそこで昼食にする。
定番の昼食のあと、時間が押してきていたので昼食のみをすませ食後のデザートはパスした。

昼食中はそれほどの寒さは感じなかったが、ジッとしていたので体が冷えたため脱いでいたフリースを着て再スタート。標識のある展望ピークに移動して、藤原岳方面を見て、その藤原岳に向かう。
食事したため血が胃に回ったためだろうか、手と足の先が冷たくなり痺れて来た。動き始めて体が温まるまで、特に足の先が痺れて痛く感じた。

天狗岩のピークから直接藤原山荘方面に下り、ノートレースの歩き易い部分を進んでいたら藤原山荘の上方に出てしまった。
目の前に藤原岳が見えているので、そこから直接藤原岳に向かう。が 谷越えは下り坂が急。少し斜めに振って谷を巻き気味に向かい、藤原山荘から藤原岳へのルートに接近した所で立ち止まり思案。
藤原岳は目の前だが、往復して戻ると +30分位かかるだろうか。下山時間を考えるとチョット厳しい。何よりもシンドクなってきた。そこで藤原岳の山頂は遥拝に留め即撤退を決意。

藤原山荘に少し登り返し、そのまま下山に向かう。
九合目まではジグザグの急下りだが広いトレースが出来ているので一気に下り。九合目から八合目までは冬道の急下り。しかしその間も、多くの人のトレースがあるので、出来るだけ傾斜を緩めたジグザグ道を選んで下った。

八合目でスノーシューを脱ぐ。
昨年はそこから裏道(聖宝寺道)で下山したが、今回は表道(大貝戸道)から下山することにした。下山後の車道歩きの距離が長くなるし、足元がドロドロになるのが問題だが違うルートで下山したかった。
積雪はまだあるのでアイゼンを履いたまま八合目から下り始めると、すぐの所でシャーベット状の雪に変わった。長い爪のアイゼンで下るのは怖いので、簡易アイゼンに履き替える。

融けかけたシャーベット状の山道を少し滑りながらドンドン下る。アイゼンを履き替えている間に通過して行った人達に追いつき追い抜いて行く。
やがてシャーベット状の雪はドロドロ状態になり、登山口近くまで下りてくるとようやくドライになった。

一生懸命に下ってきたので足はガクガク。登山口休憩所で泥を落とす順番待ちをして靴・スパッツ・ストック・アイゼンの泥を落としてから駐車地点に向かう。

泥を落とした登山口休憩所から約 2.5㎞を黙々と 30分ほどあるいて、駐車した「簡易パーキングふじわら」に戻る。
一生懸命に下山してきたこともあり、予想よりは早く下山できた。


スパッツの泥を落として帰宅したつもりだったが、落とし切れていない泥が多くあった模様で、山の神にグジグジと言われた。
 
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←簡易パーキングふじわら
休日の早朝だったので、渋滞は一切なく順調に到着。
好天気の日曜日のためか、駐車している車は多く、山行準備中の人も 2組ほどいた。

→農道の獣害除けゲート
登山口までいつもどおり国道を避けて農道を通過してきた


木和田尾の鉄塔巡視路登山口
獣害除けゲートを間違えて反対側から開けようとして通過するのに手間取った

完全ドライの山道

残雪が出始めてくると、ルートはぬかるみ始めた

最初の鉄塔
ルートは鉄塔の下から抜けて行く所を、手前でロストしたため、斜め横から道なき道をシンドイ思いして登って来た

2番目の鉄塔は展望がある
息が上がっているので、一息つく

歩く部分は凍結し始めて来た

危険はなかったが、滑ると歩きにくいので 5本爪の簡易アイゼンを履く

子向井山 P647

山口の配水場からのルートと合流。
正面の子向井山からの尾根を下ってきた。

10:04 鉄塔台地C780 よりのパノラマ

鉄塔台地C780 より①
御嶽山。正面に見えたので白山と勘違いした

鉄塔台地C780 より②
伊吹山

鉄塔台地C780 より③
簡易アイゼンではスリップし始めたので 12本爪を履く

白瀬峠 分岐
白瀬峠方面にもトレースが出来ていた

傾斜の緩んだ広い場所では、てんでにトレースを付けている

稜線分岐の鉄塔台地①
やっと上がってきた。
ココまでメチャシンドク疲れた

稜線分岐の鉄塔台地②
御池岳

頭陀ヶ平① 山頂に到着
Ⅱ△1143.00m 基準点名:坂本村

頭陀ヶ平②
御嶽山と岐阜市南方の市街地

頭陀ヶ平③
中央アルプス
※ 拡大写真に山名表記

頭陀ヶ平④
恵那山と南アルプス
※ 拡大写真に山名表記

頭陀ヶ平⑤
御在所山・雨乞岳は雲に覆われていた
※ 拡大写真に山名表記

頭陀ヶ平⑥
バテバテで鉄塔足場の基礎に 16分も座り込んでしまった。
スノーシューを履いて、何とか先に進む

天狗岩①
頭陀ヶ平から 0:33’で到着。薄いトレースがあったので、鞍部から直登してきた。琵琶湖が微かに見えていた
※ 拡大写真に山名表記

天狗岩②
綿向山方面。
この横で昼食ととした。

天狗岩③
昼食を終え、天狗岩のピークへ。
※ 拡大写真に山名表記

天狗岩④
正面の藤原岳より天狗岩の方が 30mほど高い

天狗岩⑤
鈴鹿南方の雄峰
※ 拡大写真に山名表記

藤原山荘に向かっていたつもりがトレースに惑わされ、上の方にきてしまった。で、そのまま藤原岳に向かったが

ここまで来たが、タイムオーバー。 と云うか体力オーバーで、藤原岳を断念する。今年も藤原岳は遥拝に終わった、昨年のリベンジならず

藤原山荘
そのまま通過して下山に向かう

10日ほど前(1/24・25)の 10年に一度の寒波で、麓も大雪だったはずだか跡形もなし

ロープで進路が決められているのでトレースは濃い

九合目
ここから八合目までは冬道

八合目①

八合目②
スノーシューを脱いだ

八合目から少し下ると、雪が斑になってきたので簡易アイゼンに履き替え

ザックにスノーシューとアイゼンを おんぶ

正面からの方が傾斜が緩いと思い、そのルートに

神社横に着地
覚悟はしていたが、雪解けのぬかるみでドロドロ

←藤原岳登山口休憩所
順番待ちで洗い場で靴・スパッツ・ストックの泥を落とす

簡易パーキングふじわら
アスファルトの車道を、ひたすらに 30分強 歩いてきた

 
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