TKMデジカメ山歩き 2024/12/28(土)
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金剛山
スタート:水越峠 →
ルート :↑モミジ谷・遊歩道、↓太尾東尾根
日本200名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】金剛山地
 
 
 
湧出岳 足跡のダウンロードは こちらから
ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅰ△1111.89m (金剛山)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
らくルート
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
470m  08:03   ① 水越峠バス停 横P 0:41 1:06 0:41   出発時間 06:25 05:05
   08:44   ② モミジ谷入り口 到着時間 07:45 16:15
1:47 2:27 2:28  
1125m  10:31   金剛山 P1125 (葛木神社) 片道距離 45 ㎞ 44 ㎞
0:16 0:14 2:44  
1111m  10:47   ④ 湧出岳 △1111.9 往復距離 89 ㎞/avg.16.0
0:25 0:25 3:09  
   11:12   ⑤ 分岐(天ヶ滝新道)  
0:08 0:08 3:17  
   11:20~11:54 0:34 ⑥ ちはや園地  
0:57 - 4:14  
989m  12:51   ⑦ 六地蔵尾根 P989  
0:20 - 4:34  
   13:11~13:19 0:08 ⑧ 国見城跡 GPS 総上昇量 map60 1039 m
0:11 0:11 4:45 0:11
1094m  13:30   ⑨ 大日岳 P1094 GPS 移動距離 〃 14.1 ㎞
1:23 1:32 6:08 1:34
   14:53   ⑩ 水越峠バス停 横P 総上昇量 novaヤマレコ log 1066 m
  6:50 0:42   6:08 -     移動距離   〃 13.4 ㎞
 
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アクセス
奈良 ⇔ 《R24.・京奈和道》御所南IC ⇔ 《R309》 ⇔ 水越峠バス停横
※ 往路は御所ICで下りて食材の買い出し
駐車場
水越峠バス停(バス転回所)横の駐車場
ルート
P → 水越峠 → 《ガンドガコバ林道・モミジ谷》 → 金剛山(葛木神社) → 湧出岳 → ちはや園地 → 伏見峠 → 分岐(天ヶ滝新道) → 伏見峠 → ちはや園地 → 香南荘の頭 P1028 → 《金剛山遊歩道・六地蔵尾根》 → P989 → 国見城跡 → 大日岳 → 六道の辻 → 太尾塞跡 → 《太尾東尾根》 → P
記録
年末恒例となっている山歩き納めに金剛山へ

前回の山歩きから 3週間も過ぎてしまった。
特定検診の大腸検査で陽性(+)反応が出たため、大腸ファイバー検査してポリープを 2カ所切除した。日帰り入院だったが、当日は絶食。翌日の流動食から通常の食事に戻すまで 1週間かけた。そのため 1週間おとなしくしていた。
その間に寒波が来て、山には雪がタップリ積もったのでスノーシューを担いで雪遊びに行きたかったが、そんなんで叶わなかった。

ちょうど 1年前の12月に 1カ月近く入院したため、今年の年明けは療養に始まり、5月には短期入院、そして今回の大腸ポリープ。などなどで、今年の山行きの回数は 35回と、本格的に山歩きを初めて一番少なかった。
来年は病気・ケガに縁のない年になってほしいものだ。

金剛山は自宅から近いのでいつも通りに起きて自宅をスタート。
空は白みかけてきていたがまだ暗く寒いこと。山はもっと寒いので、厳冬期に入ってから初めての山行きなので少し心配。

京奈和道の高架から金剛山が見え始めると、山頂付近に笠雲がかかっており、山の中腹位から上の樹木は白く見えた。雪が冠っている感じ。
途中 24hスーパーに寄り昼食の食材を購入し、現地に着くと水越峠バス停の横の駐車地が空いていたのでそこに駐車。道路のアスファルト上には白いものはなかったが、土の駐車地は薄っすらと白かった。


外気温は 2℃で寒い。防寒着を来て、厚手の手袋をしてスタート。
旧道を 5~6分上がって行くと路駐車が数台停待っていた。路駐列の先がダイトレルートとなるガンドガコバ林道の起点、そこで旧道を林道に折れる。
林道上は真っ白だったが凍ってはいないのでアイゼンは不要。林道では早くも下山してくる 3組ほどとすれ違う。多分金剛山を日課にしている人たち。

水越峠入り口から 35分で「モミジ谷入り口」に到着。谷の反対側(右岸)に渡るルートがシッカリと出来上がっていた。
渡渉して右岸側を谷沿いにさかのぼって行く、第1・第2・第3堰堤と続けて右岸側から越えて、特に意識することなく歩いていたら狼谷に入りかけた。直ぐに気付いて軌道修正したが、分岐付近は狼谷方面が主ルートに見える。
第3堰堤から 20分強で第4堰堤。ココも右岸側から越えて行くが、高巻きする曲がり部分に気付かず堰堤方向に突っ込んで少しウロウロ。引き返して右岸側から堰堤を越える。
次の第5堰堤までの途中、傾斜のある所で滑り始めたので安全のため 6本爪アイゼンを履く。今日は 4本爪の簡易アイゼンも持参してきたが 6本の方が安全だ。
そこまでの登りで防寒着の下に汗をかき始めたので、フリースを脱いだ。

第5堰堤のみ右の左岸側から越えて行くが、ココのみ堰堤本体を越えて行く。以前は越えるのに苦労した場面だが現在はアルミ梯子が設置されているので楽勝。
第5堰堤から 10分弱で、モミジ谷のハイライトの第6堰堤に到着。今日の冷え込み具合ではダメだろうと期待はしていなかったが、ヤッパシ氷瀑はなかった無かった。滝の回り全体を見回すと、最下部の横にツララの塊が 1カ所あっただけ。

そのまま堰堤を越して行こうとしたら、ルートがない。手前側で高巻きして行く分岐を見落とし、氷瀑見物する堰堤の下部まで直接来てしまった。
少し引き返し高巻きする道に入る。このルートで一番の危険地帯ではある。今まではそれほど意識しなかったが、今回はメチャ危険を意識して恐々として通過する。高巻き部分からも堰堤が横から見えるが、氷瀑がないので単に水が落ちる堰堤を見るだけ。

堰堤を越え荒れ気味の谷を 10分ほど進むと、自然と右の谷に導かれる。左の谷は先に見える滑滝を越えて、一の鳥居の上方に出るルートと途中で別れて餌場に出るルートで、それぞれ 1度だけ歩いた事がある。
第6堰堤は何度も来ているが、ほとんどが右の谷に入った少し先で尾根に上がるルートで山頂に向かっている。

今回も安全なその右の谷に入る。左に分岐があるはずと注意しながら進むも、分岐が見当たらず。
おかしいと思い振り返りながら進むと、ルートらしきものが少し下方に見えた。だがトレースはなかった。
分岐のシルシもなくトレースもなかったので確信が持てなく躊躇していると、後方から同年配の単独さんが追いついて来た。
その単独さんは谷をそのまま上がって行った。今は山頂の売店に至る谷ルートが主流のようだ。

トレースはないが危険もなさそうなので、ダメ元で行ってみる。
尾根先に回り込むようにノートレースの所を少し行くと尾根先でUターンするように、そこから急登の尾根登り、ロープが設置されているのでルートに間違いなかった。

アイゼンで踏ん張りが効くのでロープは使用せず一生懸命に登って行くだけ。
そんなロープ場の急坂がしばらく続く。傾斜が緩んでくるとササが出てきて、国見城跡への分岐。そこはそのまま真っすぐ行くとすぐの所で葛木神社の裏側のルートに合流。左側は崖崩れで通行止めのロープが張ってあったが 3人グループが無視してロープを潜っていった。当方は右に折れ転法輪寺から山頂の葛木神社に向かう。

葛木神社で、来る年の平穏無事、山歩きの無事と無病息災を祈願して裏参道から「ちはや園地」に向かう。
途中でいつもどおりに湧出岳の三角点に寄り、ちはや園地に行くと休日にもかかわらず閑散としていた。
今回はそのまま先に進み伏見峠に行く。そこで引き返さずにそのまま先の久留野峠方面の天ヶ滝新道の分岐の所まで行って、そこから引き返した。
天ヶ滝新道は雪上にシッカリとトレースが着いていたが、伏見峠手前にある伏見道・北宇智道分岐はノートレースだった。

「ちはや園地」まで引き返し大屋根広場の中で昼食にする。
風がなければいつも通り「香南荘の頭」で昼食にしたかったが、今日は寒い。大屋根広場も壁がないので風が抜けるがまだマシだ。ジッとすると寒いので、脱いでいたフリースを着る。
いつも通りのカップ麺に 24hスーパーで購入したオニギリの昼食。昼食中に手が かじかんだが食後のコーピー・デザートも食した。

解体中の香南荘の横から「香南荘の頭」に寄って、廃止予定のロープウェー山頂駅の上のデッキに行き、和泉葛城山方面を見ると関空までの展望があった。
金剛山遊歩道を通って山頂方面に戻ると、山頂売店前のベンチ広場にある温度計は -2℃を表示していた。

そのまま、六地蔵尾根に向かう。
山頂広場から 14分で、タカハタ道・かま道の分岐のある P989に到着。そこで引き返す。
登り返しは 20分で国見城跡に戻れた。

国見城跡まで戻ると天候が回復してきたようで大阪湾から向こう側の六甲山まで展望が出ていた。
そんな景色だけをみて下山に向かう。

大日岳から下りに入ると、アイゼンが効いていつもより下りやすい感じ。
六道の辻で石ブテ尾根からの下りも考えたが、トレースが 1人分しかなく、旧道の下の方に下ってしまうと早く帰る予定だった帰宅が遅くなってしまうので最短の太尾東尾根から下ることにした。

六道の辻からの下りも難なく通過して、太尾塞跡もそのまま通過。そこからの急下りは一層急になり木の根っ子や滑りやすい所もあるので、アイゼンを引っかけたりしないように屁っ放り腰で慎重に下る。
そのややこしい下り途中で単独さんとすれ違う。その少し先でも単独の中年女性とすれ違ったが、遅くまで登る人がいる。

太尾の分岐(一ノ背)で東尾根の方に入る。前回もそのルートで下ったばかり。
雪は薄くなってきたが、トラバースして行くのでアイゼンは付けたままで下って行く。尾根下りに入ってからも足元は土だったのでそのまま下り、着地点近くなって白いものが完全になくなった所でアイゼンを外し手に持って下る。

旧道に着地したすぐ上側が、車を停めたバス停横の駐車地だが、その間に横の沢に下りてアイゼンの泥を落として車に戻った。
 
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水越峠バス停 横の駐車地
昨夜か今朝がたに、積雪があった模様で薄っすらと雪が残っていた



水越峠



凍結はないので、ノーアイゼンで歩く

金剛の水
勢いよく流れていた

カヤンボ

モミジ谷入り口
ガンドガコバ林道を別れ入渓

右岸側に渡渉した所から振り返る
右が入口のある林道

第1堰堤
左の右岸側から堰堤を越えて行く

第3堰堤

第3堰堤を上がった所
渡渉して左岸側を遡るが、すぐ先で右岸側に渡り返す

狼谷 分岐
意識せずに歩いていたら、右の狼谷に進んでしまった。すぐに気づき、左のモミジ谷に進む。中央の尾根は狼尾

第4堰堤
この手前にある、上に巻いて行く分岐を見落とし、少しウロウロ

荒れていて、ルートが分かりにくいが、よく見れば先にルートが見える

雪景色が様になってきた

滑ると危険な場所が出始めたので 6本爪アイゼンを履く。今日は 4本爪の簡易アイゼンも持参してきた

第5堰堤
この堰堤は右(左岸)側から越えて行く。アルミ梯子が設置されていて楽に越えられるようになった

第6堰堤より①
今日はムリだろうと思って期待はしていなかったが、矢張り氷瀑はなかった

第6堰堤より②
1カ所だけツララがあった

第6堰堤より③
高巻いて行く途中でも堰堤が見える

第6堰堤より④
下側からも見えたツララ

今日は雪景色なんて想像していなかったが

右の谷に進む

左の谷
見覚えのある滑滝

右の谷に入ってすぐの所に、左の尾根に上がる分岐があるはずと見回すと

ルートと思しき所が見えたが、分岐にマークはなく、トレースがなかったので迷ったが、沢ルートより歩きやすいと思ったので、そのルートに入る

折り返すように進むと尾根先に出て、そこからの尾根登りはロープのある激急登だった。暫く頑張ると傾斜が緩んだ

国見城跡方面分岐
前方から出てきたのを振り返って

転法輪寺 本堂より①

転法輪寺 本堂より②
雪景色の境内を見下ろして

葛木神社 金剛山の最高点
来る年の登山の無事と無病息災を祈願。スタートして 2:28' かかった

裏参道側から下ると、葛城山が見えたが、向こう側には雪は冠っていなかった

湧出岳
Ⅰ△1111.89m 基準点名;金剛山

ちはや園地
休日なのに閑散としていた

香楠荘は解体中との案内

伏見峠
ここで引き返すつもりだったが、もう少し先まで行ってみる

天ヶ滝新道分岐
伏見峠の先の、ココまで足を延ばした

伏見峠
伏見林道の左が念仏坂

伏見道・小和道(北宇智道)分岐
先ほどの天ヶ滝道はトレースがあったが、こちらにはトレースはなかった

ちはや園地より① 大屋根広場
いつもの昼食地の「香南荘の頭」は風が吹き抜けて寒そうなので、この中で昼食にする。

ちはや園地より②
寒くて、手が かじかんだが定番の昼食後にコーヒー・デザートも頂き、下山に向かう

香南荘の頭 P1028
南方面の天候は悪く、大峯方面の展望はなかった

RW山上駅の上部デッキより①
岩湧山方面

RW山上駅の上部デッキより②
西方面は展望があり、関空が見えていた

山頂売店前ベンチ広場
温度計は -2℃。日差しがなく風があるので体感温度はもっと低め

カマクラは小さかった

六地蔵尾根の先 P989まで足を延ばす事にした

P988
ここまでで引き返す。左はタカハタ道、正面はかま道・松ノ木道方面

六地蔵まで戻ってきた

国見城跡より①

国見城跡より②

国見城跡より③
大阪市内の高層ビル群

国見城跡より④
大阪湾の向こうには六甲山

国見城跡より⑤
多くの雪像が造られていたが、融けて何に模した雪像かは分からなかった

大日岳

六道の辻
石ブテ尾根から下るか迷ったが、トレースが 1人分しかなく、今日は早く帰りたかったので、最短の太尾東尾根に向かう

太尾塞跡
左の太尾に進む。正面はガンドガコバ林道

太尾分岐(一ノ背)
右の東尾根に進む

旧国道に着地
国見城跡をスタートして 1:31'

バス停横の駐車場に戻る
この手前で川に下り、泥だらけのアイゼンを洗った
 
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