TKMデジカメ山歩き 2024/4/25(木)
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快晴
天和山栃尾山
スタート:桑ノ谷林道 →
ルート :
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
天和山
 Ⅲ△1284.82m (川瀬峠)
栃尾山 足跡のダウンロードは こちらから
ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅲ△1257.12m (杤尾)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
らくルート
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
700m  08:43   ① 桑ノ谷林道 路駐地 0:05 - 0:05   出発時間 06:15 14:45
   08:48   ② 登山口(天和山北尾根) 到着時間 08:30 17:05
1:24 - 1:29  
   10:12   ③ 北尾根稜線分岐 片道距離 77 ㎞ 76 ㎞
0:11 - 1:40  
1284m  10:23~10:36 0:13 天和山 △1284.8 往復距離 153 ㎞/avg.16.4
0:41 2:43 2:21  
1287m  11:17   ⑤ P1287  
0:54 3:15  
1257m  12:11~13:17 1:06 栃尾山 △1257.1 (⇔栃尾山最高点)  
0:24 - 3:39 0:24
   13:41   ⑦ 尾根分岐 ASC(総上昇)プロトレック 880 m
0:36 - 4:15 1:00
   14:17   ⑧ 林道登山口 DSC(総下降) 〃 880 m
0:16 - 4:31 1:16
   14:33   ⑨ 桑ノ谷林道 路駐地 総上昇量 map60 891 m
  5:50 1:19   4:31 -     移動距離  〃 9.9 ㎞
 
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アクセス
奈良 ⇔ 《R24・京奈和道》 御所南IC ⇔ 《R309・県53》 ⇔ 栃尾 ⇔ 桑ノ谷林道
※ 往路は御所の 24hスーパーに寄るため御所ICで降り、県道116からR309に合流した
駐車場
桑ノ谷林道の路肩(登山口 400m手前)
ルート
P → 《天和山北尾根》 → 北尾根分岐(稜線出合) → 天和山 → 北尾根分岐 → P1287 → 21番鉄塔 → 栃尾山三角点(⇔栃尾山最高点) → 《無名尾根》 → 22番鉄塔 → 林道出合 → P
記録
今日の目的地の天和山&栃尾山の両方とも登頂したことはあるが、両山を結ぶ稜線は歩いた事がない。何れの山も反対側からの登頂だった。
ネットのレポで栃尾の集落の奥にある桑ノ谷から両山を周回している記録を見て、ググってみると何件か同じルートのレポがあった。地図にないルートだがそれなりに歩かれている模様で、危険の報告はなかったので、それらを参考にして行くことにした。

いつもより少しだけ早く起きて自宅をスタート。
今回も昼食の食材はコンビニではなく 24hスーパーで調達。少し寄り道になるが京奈和道の一つ手前のICで降りて、IC近くの 24hスーパーで買い物。今日は天気が良いので久しぶりにアルミ鍋うどん&雑炊にしようと卵を持参してきたので、そのアルミ鍋うどんと雑炊用のオニギリを購入した。価格はコンビニより断然と安かった。

登山口のある桑ノ谷林道はグーグル・マップに載っていなかったため、カーナビにはNaviConで林道入口付近をセットしてから転送した
道路は特に混んでいたわけではないが、スーパーに寄ったこともあり意外に時間がかかり、ナビにセットした地点に到着。グーグル・マップには載っていなかった林道はカーナビには載っておりそのまま繋がっている細い林道を進む。
少し入った所から道路上に尖った落石が転がり始めた。踏んでパンクしないように超スローで慎重に進む。
パンクが怖かったので適当な駐車地があればそこに車を停めて登山口まで歩くつもりで進んだが、そんな適当な場所がなく、登山口のある橋まで詰めてきた。橋の先でUターンして橋の手前の広がった路肩に駐車。


準備を終え、GPSをセットすると位置が違う。
GPSが示す登山口はまだまだ先だ。登山口と思っていた橋の手前を見るとレポで見た写真と雰囲気が違う。どうやら違う橋だった模様。
そのまま先に進むと数分の所に、先ほどと同じような橋があり、橋の手前の登山口はレポで見た写真と同じ。GPSもその地点を示していた
グーグル・マップに載っていない林道だったので、カーナビに登山口をセット出来なかったのが誤りの元だった

橋の手前の登山口は、踏み跡がハッキリしていたので迷うことなくそこから入山。
いきなりの急坂で両側からヤブが進出してきていたが、足元はハッキリした踏み跡があるので両側からのヤブをかき分けて頑張って登っていくだけ。
そんなルートが、そのまま続いているのかと安心して登っていると、入山してから 10分くらいの所で突然に踏み跡が消滅した。

そこまでは間違いなくルートが繋がっていたしGPSのルートも間違っていない。ハッキリしていた踏み跡の最後の所で、続きをアチコチ探したが踏み跡はどこにもなく、その先はヤブしかない。

致し方ないので、ヤブの密集していない粗な所を右に左にウロウロしながら登って行く。登りでは上を目指せば良いだけだが、下りだと登ってきたルートに出合えなければ他からの場所はヤブが酷いので下山できないかも

そんなヤブ地帯をしばらく我慢して登ると、ヤブは消滅して植林の中に入った。
その付近から尾根がハッキリとしてきたので尾根芯を外さないように登って行くが傾斜のキツイこと、厳しい登りが続いた。
時々出てくる傾斜の緩んだ所では、あえてユックリ歩きながら息を整えつつ次の激坂に備えて登って行く。

稜線が近づき右奥に天和山らしきピークが見えてくると、一段と傾斜がキツクなった。登れるだろうかというくらいの急坂なので、立ち木のある所を目指して足場を確保しつつ頑張るとどうにか稜線上のピークに突き上げた。登り始めて 1:24’ 標高差 510mのキツい登りだった。

天和山は目の前なのでそこから往復に向かう。
上り詰めたピークは天和山と栃尾山を結ぶ稜線上のルートだが、踏み跡はなくテープ等何もなかった。
少し下って天和山への登り返しに入ると、天和山ピークへの最後の登りがマタマタ激坂。登れそうな所からガムシャラに登りきった所に三角点があった。

天和山の山頂に上がった所でとりあえず一服。
パンを小腹に入れ、周りの景色を鑑賞。天気が良いので展望はあるが天和山の山頂からは樹木が各所で展望を遮っているので大展望とまではいかなかった

先が長いので休憩はそこそこにして引き返す。
山頂から何も意識せず下り始めると、少し先で方向違いに気付く。先ほど登ってきた急な所を下らなければいけないのを、傾斜の緩い違う尾根を下ってしまった。軌道修正して目的の尾根に移動。

軌道修正したところから急坂を下り、往路で突き上げてきたピークに少し登り返す。登ってきた尾根を左に見送って、栃尾山への縦走路へ下って行く。そこそこの傾斜の下りだが、広い場所で足元が良いので難なく下れる。下りきるとその先暫くは平穏な稜線上のルート。

再び少し長い登りに変わり、登り切ったピークが今日の最高点の P1287。
標識等は見当たらなかった。狭いピークで展望はなかったが、遠くからも目立つハッキリしたピークなので何だかさみしい感じ。
そのピークで左方向に方位を変え、登り返した標高分を下ると 21番鉄塔の見晴らし台だ。休憩どころだがそのまま通過して先に進む。

鉄塔台地から少し下って、再び少し登り返したピーク P1195を越えて、反対側に少し下った所にテープがあった。横を覗くと下方に光が当たっている鉄塔台地が見えた。そのテープの所が下山に使う尾根への分岐だ。
そのまま先に進むと左方向に展望が開けた。栃尾山から坪内に下る尾根や、その向こうに天女の頂から天川に下る尾根も見えていた

尾根が細って足元がややこしい所を少し登ると、作業道が尾根先を巻いている場所に出てきた。
左に行けば坪内に下る尾根に巻いて行くルートのようだが下草がヤブのように伸びきっていて荒れていた。右側のハッキリした道に行きたくなるところだが、そこは真ん中の尾根に取りつく。
右側から尾根に上がりかけたが、取っ掛かりの一段が急で少し苦労して上がるとその先は尾根芯に踏み跡のあるルートが続いていた。下山時には左の下草の延びた方向に下ったが、そちらが正解だった

尾根芯上に用を足さなくなった防護柵が続いており、朽ちたメッシュ金網が落ちていて、そのメッシュに引っかけて 2度ほど転倒しそうになった。
そんな状態の所をしばらく登ると栃尾山の三角点。三角点の場所はピークでなく尾根肩の様な所。そこはそのまま通過して最高点のあるピークに向かう。

数分でピークらしき所に上がったので、標識はないか回りを探すが見当たらず。スマホを見ると、現在地はピークの手前だったので、最高点はまだ先かと思いそのまま先に進む。すると少し先まで行くと下りかけた。おかしいと思いガーミンのGPSを見るとピークを通り越していた。
再びスマホを見ると現在地はまだピークの手前。GPSログ専用に使っている大陸製のスマホだが、現在地が狂っていた。
スマホの位置情報を off・on すると正しい位置を示した。過去にも狂ったことがあったが、今日だけで 2度目の発狂。めったにない事だがこんな事もある 全幅の信頼は置けない機種だ。

最高点のピークに引き返し、改めて回りを見ると標識が落ちていた。その標識をピーク中心にあった石柱に立て掛けて写真を撮り、三角点に引き返す。

三角点の所は展望がないのですぐ下側に移動して、先ほど通過してきた天和山等を見ながら遅くなった昼食にする。
今日の昼食は、久しぶりにコンロを出して 24hスーパーで購入してきたアルミ鍋うどん&雑炊だ、自宅から卵も持参してきた。
無風で暑くも寒くもないチョウド良い天候だったので、いつも通りに食後はコーヒーとデザートのバームクーヘンを頂き、少しのんびりしてから下山に向かう。

来た道を引き返し P1195へ登り返しの途中にある下山予定の尾根分岐を見逃しかけたが、往路での記憶があったので、立ち止まって周りを見るとテープがあった。反対側からは見えにくかったので気付かなかった。
分岐からすぐ下にある 22番鉄塔まで下るとその先からは、一直線の緩い尾根下り。足元が良くルートは広いので快適にドンドンと下る。
途中で左からのモノレールが合流してくると、そこからはモノレールの横を下って行く。モノレールの横はルートの幅が狭まり足元には小石が出てきたので、先ほどまでの快適なルートとはいかなくなったが、ややこしいというほどでもない。

そんなモノレール添いのルートを下っていると、左下に舗装林道が見えてきた。
その先の、モノレールが左側に下って行く所で、右側から接近してきた林道に合流して、その林道を少し下ると舗装された桑ノ谷林道に着地。
P1195の下側の稜線分岐から標高差 420mを 36分で下ってこられた。

着地した桑ノ谷林道をブラブラと 16分ほど歩いて駐車した場所に戻り今日の行程を終える。

今日は入山後に誰一人とも見かけなかった。全くな孤独の山行き。桑ノ谷林道も入口の起点付近に工事用の車両が 3台駐車していたのみで、登山口付近まで来た車はなかった模様。
 
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桑ノ谷林道の、奥に見える間違った橋の手前の広がった所に駐車した
グーグル・マップに桑ノ谷林道が載っていなかったため、カーナビにはNaviConから林道入口付近を転送セットしてきた。

林道入口から、林道を尖った落石に注意して詰めてきて、登山口のある橋の手前で駐車したが、実際の登山口はもう一つ向こうの橋だった。その登山口まで約 400m。
グーグル・マップに桑ノ谷林道が載っていなかったため、登山口をセットできなかったための間違いだ。

登山口を振り返って撮った所
こちらが正しい橋。入口部分の踏み跡はハッキリしていた

入山後暫くの間は、両側からヤブが伸びてきているもの踏み跡は明確だった

この辺りで踏み跡が消滅した
歩ける所を右に左にウロウロしながら上を目指す。この付近登りでは上を目指せば良いが、下りでは迷う所

ヤブから脱出

尾根がハッキリしてくると、何となく踏み跡が

木を掴み、右の斜面を通過して行く

尾根芯を外さず登ってきたが、ここは踏み跡があるので尾根横を進む

写真では分からないが、激坂部分

右に見えるのは天和山の模様
稜線直下は登れるだろうかと思うほどの激坂。立ち木のある部分へ回り込みながら木を掴み登る

稜線に到着
天和山と栃尾山を結ぶ稜線だが明確な踏み跡はなく、マーカーも見当たらなかった

天和山より①
このピーク直下も激坂だった

天和山より②
八経ヶ岳から釈迦ヶ岳への稜線

天和山より③
中央は天女の頂、左奥に稲村ヶ岳・大日山

天和山より④
パン休憩のあと引き返すが、登ってきた急登ではなく、右の緩やかな尾根に下ってしまった。方向違いに直ぐ気付き、目的の尾根方向に回り込んだ

登山口から突き上げてきた稜線分岐まで戻る
踏み跡もマークも何もないので、方向を確認して稜線を進む

そこそこの下りだが足元が良いので楽々と下る

P1184付近
この付近平穏なルート。尾根の左は植林地、右は自然林

ブナ 3兄弟

巻き上げ用のワイヤだろうか 2本の立ち木に食い込んでいた

今日の最高点の P1287
マーク等何もなかった

21番鉄塔

鉄塔上部
快晴の天気だが、一部雲がかかっていた

展望稜線より①
手前の尾根は、坪内から栃尾山への尾根、奥の尾根は天川から天女の頂への尾根でヘリポートを巻いている坪内林道が見えている

展望稜線より②

右の林道らしき方向に進みたくなるが、ここは左の尾根に取りつき、尾根を突き上げて行く

栃尾山 三角点
そのまま少し先の最高点に向かう

栃尾山最高点
標識がなく、GPSログ用に使っている大陸製のスマホが狂っていたのに気付かず、違う位置を示していたので、最高点はまだ先かと思い、そのまま先に進む

下りに入ったので位置的におかしいと思い、ガーミンのGPSを確認すると、最高点を通り越していたので引き返す

栃尾山 最高点まで引き返してきた
案内標識を探したら落ちていたので、中央の石杭に立て掛けた

栃尾山 三角点より①
三角点まで戻ってきた。ここは展望がないので、すぐ下側で遅くなった昼食にする

栃尾山 三角点より②
この景色を見ながら昼食。
久しぶりにコンロを出して、アルミ鍋うどんと持参してきた卵で雑炊

13:15 栃尾山 三角点の下側よりのパノラマ

栃尾山 三角点より③
腹ごしらえを終え、下山に向かう

尾根分岐①
左上が P1195のピークだが、ここで右に派生している尾根に下る

尾根分岐②
下側に光が当たっている鉄塔台地が見える

22番鉄塔より①

22番鉄塔より②
中央に天和山、その右が往路で突き上げてきた尾根頭。左が今日の最高点の P1287

22番鉄塔より③

快適な一直線の尾根下り
明確な尾根で障害物はなく、足元も優しいのでドンドン下る

左からモノレールが合流してきた
モノレールに沿っての下りに変わると、ルートが狭まり小石まじりのルートに変わった

左下に舗装林道が見えてきた。
この先の、モノレールが左に下って行く所でモノレールから離れ、右側から合流してきた林道に下りて、その林道を下る。

左側の林道から下ってきた

通り抜けてきたところを振り返る。
岩盤を削って切り通し、橋を架けている、大掛かりな林道

往路で入山した場所
橋を渡った左側



無事駐車地に戻る
 
 
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