TKMデジカメ山歩き 2011/7/16(土)
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快晴
釈迦ヶ岳大日岳
スタート:前鬼→
ルート :大峯奥駈道 オール日帰り繋ぎ 12/20
釈迦ヶ岳=日本200名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
釈迦ヶ岳
 Ⅰ△1799.87m (釈迦ヶ岳)
  足跡のダウンロードは こちらから
ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
600m  07:44   ① 林道クサリ止め 0:34 - 0:34   出発時間 05:10 16:30
   08:18   ② 小仲坊 到着時間 07:30 19:20
2:09 2:20 2:43  
   10:27~10:35 0:08 ③ 太古ノ辻 片道距離 112 ㎞ 108 ㎞
0:25 0:40 3:08  
   11:00~11:07 0:07 ④ 深仙ノ宿 往復距離 220 ㎞/avg. -
1:17 - 4:25  
1799m  12:24   釈迦ヶ岳 △1799.9  
0:34 0:35 4:59 0:34
   12:58~13:30 0:32 ⑥ 深仙ノ宿  
0:14 0:35 5:13 0:48
1568m  13:44~14:12 0:28 大日岳 P1568  
0:09 5:22 0:57
   14:21   ⑧ 太古ノ辻 ASC(総上昇)プロトレック 1460 m
1:25 1:30 6:47 2:22
   15:46~14:59 0:13 ⑨ 小仲坊 DSC(総下降) 〃 1440 m
0:23 - 7:10 2:45
   16:22   ⑩ 林道クサリ止め 総上昇量(GPS) 1285 m
  8:38 1:28   7:10 -     移動距離( 〃 ) 15.1 ㎞
 
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  アプローチ
  【往】奈良 → 《R24》 → 《R169》 → 前鬼林道
【復】《R169》 → 《県28》 → 《県37》 → 《県14》 → 《R24》 → 奈良
  駐車場
  前鬼林道鎖止め前に路駐
  ルート
  駐車場所から下に降り、吊り橋を渡り山道経由で小仲坊に行き、深仙ノ宿からは太尾に向かう巻き道で千丈平・カクシ水を経由して釈迦ヶ岳に登頂
帰路に大日岳に登頂し、小仲坊からは舗装された林道でスタート地点に戻る
  記録
  この週末(7/16-18の3連休)も天気は好天の模様。
但し、台風6・7号が発生しており、連休の最終日には影響があるかもしれないとの事。当然に連休初日の今日土曜日に山歩きに出かける。

先週、体調の加減で少し短い山歩き(五番関⇔勝負塚山)をしたが、その後体調は普通に戻ったようなので、いつも通りの距離くらいの山歩を計画するが、今日は天気は良い分暑くなりそうなので、暑さバテが心配だ。

その暑さから逃れるため出来るだけ高度のある所 と言う事で、暫く途切れていたGPSによる歩いた足跡の大峯奥駈道を繋ぎに行くことにした。

区間は 前鬼から釈迦ヶ岳までだ。このルートはGPS購入前の2年前の5月に歩いている。その時は自分の体力では一杯に近かった。
今回、この暑さと その後の老化の進行と併せて、計画通りに行けるか懸念があるが、いつも通りダメなら途中撤退すれば良いだけとの判断で行く。

前鬼林道の鎖止め前には7時半に着いた。自宅から2時間20分かかっている。前の記録を見るとその時は2時間程度で来ている、歳と共に運転が慎重になってきたのか?
鎖止め前には既に先行車が4台駐車していた。その手前100mにも駐車可能なスペースがあるが、そこにも何台か駐車しており、団体さんが出発の準備中であった。


前鬼(小仲房)まで、往路は山道・復路は林道の予定でスタート。
駐車場所から川に降り、吊橋を渡ろうとするとロープで進入禁止?になっていた。
見ると特に問題なさそうなのでロープを跨いで吊橋を渡る。所々で橋の板が朽ちていたが、踏み抜かないように丈夫な部分を選んで渡る。山道も何箇所か崩落していたが、歩くのに支障はなく危険もなかった。
30分程度で前鬼に到着。反対側の山道入口(出口)にもロープが張ってあり、そこには通行止めと書かれたベニヤ板がロープにかけられていた。やはり通行止めだったのだ。

小仲房の裏に廻り、ほんの少し登って左に曲がり谷に沿って進む。左に曲がる所は、大きな木の下に、消えかかった文字の案内板があるが見落としやすい。初めてここに来た時には見落として真っ直ぐ登って行ってしまいウロウロした経験がある。

10分くらい進んで涸れ沢を渡るところで、年配の男性お二人さんが重装備で休憩されていた。もう休憩しているのかと思うと、下山の途中との事。洞川から登られて今日で3日目、昨日下山の予定が深仙ノ宿で泊まったとの事。これからR169の前鬼口まで歩かれるとのお話であった。

ゆっくり登って行くが、森の中で日差しはないものの暑い。タオルを首に巻いて汗を拭き拭き進む。すぐにタオルはビッショリになる。
二つ岩に着くと、岩の裏側に行き写真を撮った後、小休止。今までこれ位の距離で小休止をしたことは余りなかったのだが・・。

高度を上げ稜線近くになると、遮るものがなく直射日光が当たるようになった。ただ気温は低くなった様で、時々そよぐ風で気持ちがいい。尾根に上がった太古ノ辻でも小休止。
太古ノ辻から深仙ノ宿までの小さなアップダウンが意外ときつく感じる。
ここは過去2回歩いているが、きつく感じた事はなかった。この調子で釈迦ヶ岳までいけるのか少し心配になってきた。

深仙ノ宿に着くと2名休憩されていた。このところの天気で香精水はどうかな? と思ったが案の定ポタポタ程度で補給は無理だ。
今日水は 1.8㍑持参しており、まだ300cc程度しか消費していないので特に問題ないが、ここで巻き道を通り太尾への道に出てカクシ水に寄ってから釈迦ヶ岳に登ることにした。

その巻き道は、灌頂堂より釈迦ヶ岳寄りにある奥駈道の石柱表示のところから左に明確な踏み跡があった。
表示・案内等はなかったが、よく歩かれた水平に進んで行く歩きやすい道だ。しかし何かの顕彰碑を右に見ると、その少し先から道が途切れてしまった。
致し方ないので獣道らしきところを目的方向に進んで行く、危険はないが斜面を歩く為非常に歩きにくい。何ヶ所かある小さな谷を横切るときは渡りやすいところを見つけながら横断する。

ここでストックがないのに気が付く。一生懸命思い出すと、先ほどの香精水のところで忘れたらしい。すぐに思い出せない位に頭が回っていない。帰りに寄って忘れずに回収しよう。
何箇所か目の小さな谷では水が流れていたのでペットボトルに補給していると虫に攻撃された。
左足ふくらはぎに蝿がたかっているので、見るとズボンが赤っぽくなっている。裾を上げて確認すると刺された跡があり少し腫れている、ヒルにやられたようだ。右ひじに出来た擦り傷のあとにも蝿がたかる。当方の血液を目指して集まってくるようだ。大出血サービスになってしまった。

やっと目的方向の尾根に出ると、太尾(旭)からの道に出合った。釈迦に向かって歩くとすぐにカクシ水だ。2組ほど休憩されていた。当方も冷たい水で顔を洗い再度水を補給しなおし、虫に刺されたところにメンタムを塗りまくった。
釈迦から下りて来た人は、山頂はすごい虫だったと言われていた。

前鬼への分岐を通り、ひと登りで山頂だ。誰もいない、無人だ。
丁度お昼時なので本来ならば賑わっていなければならないが、大量に発生している虫のせいで、皆さん早々に退散されているようだ。当方もお昼で腹が減っているが写真を撮ったのみで撤収。それでも何箇所か虫に刺される。
どこでもベープと虫除けスプレーをかけまくっても殆ど効き目なし。
先々週に八経でも虫に刺され、その後皮膚科に行くほどひどく腫れたが、今度もと思うとゾッとする。

深仙ノ宿まで下り、忘れずに香精水でストックを回収。
灌頂堂の前で遅い昼食をしようとしたが、ここも虫が多い。致し方ないので、暗い深仙小屋の中でヘッ電をつけて、やっと昼食にありついた。


帰路で、大日岳はどうしようかと迷ったが、時間も余裕があり、昼食を食べ体力も回復してきたので、寄る事にした。
正面の岩場登りは怖くて出来ないので、右から巻いて裏口から上り下りした。ただ回復した筈の体力もチョッとした登りで直ぐにバテ、一瞬登頂をやめようかと思ったくらいだ。
奥駈の分岐から30分程度で行くことが出来、高低差も大したことはないのだが・・。

後は、ひたすら帰るのみ。普段なら一気に下るのだが、二つ岩で1本いれた。
少し時間をかけて小仲房まで下ると。トレランをしていた単独さんが休憩されていた。聞くとシャリバテでダウン状態との事。持ち合わせのドーナッツを渡し、暫く雑談。深仙ノ宿でもトレラン者と会ったが、このところ多く見かけるようになった。
舗装された林道で駐車場所まで戻り、今日の全行程を終えた。

途中、バテ気味だったので途中撤退も考えたが、歩き終えるとそれほどでもなく、予定外の大日岳にも登ることができた。ゆっくり登ったのと休憩を取りながらの行動が功を奏したのかも。


追記
家に帰って、GPSログをパソコンに落とし、電子国土の地図に重ね合わせて見ると、その地図には巻き道のルートが出ていて、やはり道を見失った所からルートがずれていた。 →上記の [電子国土]でGPSデータを表示 参照
持参していた地図は旧ウォちずをダウンロードしたもので、その地図には巻き道ルートは載っていない。


余談(思うこと)
虫刺されと、コバエの多さには閉口したが、テレビで見ると東北の震災被災地での瓦礫の跡から発生している虫も半端ではない。
当方は遊びに行っての被害であるが、被災地では生活その場での被害である。瓦礫処理を早くし衛生状態を改善しないと、被災者にとっては2重3重の災難となってしまう。
役所・政党の縄張り争いは棚上げにし復旧・復興を第一にやってもらいたい。

今の政府の対応は全くなっていない。とは言っても、頼るのは政府しかない、内閣は早急にリセットして迅速な対応を切に望む。
 
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駐車した場所
鎖止め前から振り返って。
往きは道路下の吊り橋を渡って山道経由で小仲坊へ向かう

道路下にある吊り橋
ロープが張ってあるが通行止め?

この手の木が山道を塞いでいるが・・

小仲坊に到着
ロープに下がっているベニヤに通行止めと書いてあった
途中崩壊している部分もあったが通行には特に支障はない。山道としては当たり前だが通行止めは遊歩道としての判断か?

小仲坊(前鬼)
素晴らしい天気だ。その分暑くなりそう

靡の案内図

行者堂
山道はこの後ろを、少し登り左に曲がる

階段部分が始まる

階段上に特徴のある木

二つ岩
岩の間より向こう側に出ると、孔雀岳・五百羅漢が望める

二つ岩の裏より①
左の木の奥が孔雀岳

二つ岩の裏より②
五百羅漢のアップ

太古ノ辻
奥駈道の稜線に飛び出した

背比べ石
ここは北奥駈道と南奥駈道の境

大日岳

釈迦ヶ岳が覗いてきた

釈迦ヶ岳の全姿

深仙ノ宿と四天岩
手前が深仙小屋

灌頂堂

香精水
晴天続きの為かポタポタ程度で、水の補給は殆ど無理

バイケイソウも終わり

左に踏み跡があり太尾方面への巻き道。
途中まで明確な道が続くが、突然に踏み跡がなくなり、その後は道なき場所を歩いた。

カクシ水
太尾(旭)からの道に合流後、釈迦ヶ岳方面に少し進んだところ。

前鬼への分岐

釈迦ヶ岳

釈迦像
奥に八経ヶ岳

真新しい一等三角点
左に七面山と右奥に八経ヶ岳
本来なら昼食タイムであるが、大量の虫に攻撃され、早々に撤退

12:28 釈迦ヶ岳より北の展望

前鬼・旭分岐

12:47 深仙ノ宿に戻る途中 展望の開けた場所より 左に釈迦ヶ岳、山斜面の向こうが孔雀岳

深仙ノ宿
虫よけの為、深仙小屋の中で遅い昼食をした

大日岳分岐

大日岳ふもとより
頂上へ向かう鎧のような岩場
そこは怖くて登ることが出来ない。右から巻いて裏口から登った

大日岳山頂
大日如来?

14:00 大日岳より北方面の展望 釈迦岳山頂は雲に隠れてしまった

大日分岐に戻る
この分岐から大日岳への往復は、28分だった

太古ノ辻

二つ岩

木の左より下りてきたところ
木の下に消えかかった案内板

小仲坊に到着
この下でトレランをしていた人がガス欠(シャリバテ)でエンストしていた。ドーナッツを渡し、暫らく山の話をする

林道途中にある前期の由緒
落下していた


無事駐車地点まで戻る
朝、来たときに駐車していた車がまだ 2台残っている
 
 
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