TKMデジカメ山歩き 2017/9/24(日)
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地蔵岳天狗山
スタート:太尾登山口(旭登山口) →
ルート :大峯奥駈道 オール日帰り繋ぎ 13/20
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
天狗山
 Ⅲ△1537.16m (天狗岳)
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標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
1300m  07:26   ① 太尾登山口 1:06 1:10 1:06   出発時間 05:00 16:50
1618m  08:32   ② 古田ノ森 P1618 到着時間 07:15 19:30
0:51 - 1:57  
   09:23   ③ 深仙ノ宿 片道距離 106 ㎞ 106 ㎞
0:31 0:35 2:28  
   09:54~10:02 0:08 ④ 太古ノ辻 往復距離 212 ㎞(AVG=16.1)
0:50 1:00 3:18  
1537m  10:52   天狗山 △1537.2  
0:56 1:10 4:14  
1464m  11:48~12:28 0:40 地蔵岳 P1464  
2:05 2:50 6:19 2:05
   14:33   ⑦ 深仙ノ宿  
0:33 - 6:52 2:38
   15:06~15:23 0:17 ⑧ 巻道分岐(かくし水) ASC(総上昇)プロトレック 1265 m
0:22 - 7:14 3:00
   15:45   ⑨ 古田ノ森 DSC(総下降) 〃 1240 m
0:56 0:55 8:10 3:56
   16:41   ⑩ 太尾登山口 総上昇量(GPS)eTrex 1423 m
  9:15 1:05   8:10 -     移動距離(GPS) 〃 18.5 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 橿原高田IC 《京奈和道》 五条IC ⇔ 《R168》 ⇔ 旭 ⇔ 《不動小屋谷林道》 ⇔ 太尾登山口(峠の登山口・旭)


駐車場

太尾登山口(峠の登山口・旭)


ルート

P ⇔ 古田ノ森 ⇔ 巻道分岐(かくし水←) ⇔ 深仙ノ宿 ⇔ 太古ノ辻 ⇔ 蘇莫岳 ⇔ (石楠花岳←) ⇔ 天狗山 ⇔ 奥守岳 ⇔ 嫁越峠 ⇔ 地蔵岳 【往復】


記録

今年になって、始めた南奥駈道歩き。
これまで、南奥駈けは自宅から遠いので敬遠していたが、登山口まで普段の山歩き場に比べ +0.5~1時間になるけど、頑張って足を延ばしてみる事にした。

今回は、南奥駈けの第3回。
1回目は笠捨山、2回目は玉置山、と 部分的に歩いているが、今回は南奥駈の入口、太古ノ辻~地蔵岳まで歩く予定。
そこで、太古ノ辻までのルートを、前鬼からにするか、旭(太尾登山口)からにするかで迷う。前鬼は標高 600m、旭は 1300m で、その差 700mも違う。
しかし、旭からはアップダウンがあり距離も長い。
で、迷いに迷った挙句、太古ノ辻からもアップダウンが多いので、少しでも累積標高の少ない旭(太尾)登山口からスタートすることとした。

太古ノ辻から天狗山までは昨年(2016-4-23)歩いているが、その時は南奥駈を歩く目的ではなく、石楠花尾根から石楠花岳へ登るのが目的で、ついでに天狗山まで足を延ばした事による。


自宅をスタートした時は、まだ真っ暗、いつの間にか日が短くなってきている。
京奈和道が、御所南から五條まで、4本のトンネルで繋がったのでアクセスが良くなり、いつもより 10~15分ほど早く太尾(旭)登山口に到着できた。
トイレ側の駐車場は満車、登山口側の駐車場は 1台分のスペースが空いていたのでそこに駐車した。その時点で既に路肩にも多くの車が駐車していた。

車での走行中は曇った変な天候であったが、登山口に着くと、大方晴れ渡り清々しい秋空になっていた。今日は昼間の間だけ晴れマークだったので、このまま下山までもってほしいと思いつつスタート。


P1434の主尾根までの登りを、通常のペースで登って行き、P1434の手前でショートカット道に入る。道と云っても獣道のようで、薄い踏み跡程度の道だ。
全く危険のない道で、主尾根に出るとP1434からの道に合流。この先はいつの時期に歩いてもとても良い雰囲気のルートだ。
そんな道を、ダラダラと登って行き行くと、前方・右手にこれから歩く予定の南奥駈の稜線が見えてきた。

少し傾斜がキツくなると、古田ノ森のピークだ。前方にドーンと釈迦ヶ岳が見えるが、東の谷からガスが湧き上がってきており、東側の斜面がそのガスに覆われていた。
一旦少し下り、再びダラダラと登り始めると、やがて千丈平。その平らな部分の東側、水場「かくし水」の下側より深仙ノ宿への巻道分岐に入る。
その分岐の所と、少し入った所にテントが張ってあった。今日は日曜日なので週末を利用してのテン泊のようだ。ここに来る途中でも 2組テン泊か小屋泊のグループ・単独さんとすれ違っている。

巻道は、分岐の所に案内はなく、この時期は草が伸びているせいか、取っ掛かり部分が少しわかりにくかった。しかし、一旦ルートに乗ってしまえば、あとは一本道、荒れ気味の部分もあるが特に問題なし。谷を巻く部分も橋が頑丈な丸太の橋に付け替えられていた。
深仙ノ宿の手前で、大きな荷物を背負った同年輩の男性 2人とすれ違う、深仙ノ宿でテン泊かな。

深仙ノ宿から、大日岳を巻いている少しややこしい道を 30分ほどで太古ノ辻に到着。ここで今日初めての一服、オニギリで小腹ごしらえもする。
エネルギーを補給し、「これより 大峯 南奥駈道」の大きな看板の横より、南奥駈に入る。ここから蘇莫岳・天狗山・奥守岳・地蔵山と一山ごとのアップダウンを繰り返す。

最初の蘇莫岳、まだ元気なのでイッキの登る。蘇莫岳のピークは奥にあるので今回はパスして奥駈道をそのまま進む。
一旦下って、登り返すと「←石楠花岳」の標識があったが、帰路に寄ることにして石楠花岳を巻いている奥駈道をそのまま行く。ダラダラ登って行くと、尾根が細りシャクナゲブッシュに突入。しかし、人が一人通れるだけのルートが確保されている。そのシャクナゲのトンネルを抜けた直ぐの正面が天狗山だ。

天狗山の三角点にタッチし、案内標識の奥守岳方面に向かう。ここからは初めて歩く道だ。天狗山からダラダラと下って行き少し登り返し尾根上の奥の方の肩が奥守岳。標識ポールがあったがペンキが剥げて字が読めなかった。
奥守岳は 大峯修験道の27番靡であるが、経木(?)は標識ポールの下に少しあった程度。

標識の指示に従い、左に 90°折れ大きく下って行く。下りきった鞍部が嫁越峠。
右側に下ると花瀬方面であるが難路との表示。左側に下る方には表示はないが 堂ノ谷を下りきり池郷川と合流した所を少し遡ると、31番靡の小池宿方面であるが、ルートはない。

嫁越峠から反対側に大きく登り返し、尾根台地の先の小さなピークが今日の目的地の地蔵岳。ここまで予想以上に時間がかかってしまった。
ちょうどお昼なので、山頂で昼食にしたかったが。山頂付近はなんだか汚らしく見えコバエも多かったので、少し戻った所で昼食にする。

コンロでお湯を沸かしカップラーメンとオニギリを食べた後、食後のコーヒーとスイーツも と思ったが、帰路もアップダウンがあるため、往路と同じくらい時間がかかりそうなので、日没が心配になり、コーヒーは諦め、帰路を急ぐことにした。

後は引返すだけであるが、いつもと違いアップダウンがあるため、苦手な登りも多く残している。
地蔵岳から少し下った広い所で、往路で気付かなかった標識があり「天狗の稽古場」とあった。何を稽古するのかわからないが、それなりに広い所だ。
下りきった嫁越峠から奥守岳へ大きく登り返すが、休憩とエネルギー補給した後なので、一気に登る。
次のピークが天狗山、ココはダラダラと登り返す。
往路では寄らなかった石楠花岳に寄ってから、その次のピークの蘇莫岳を超えると、太古ノ辻。7~8名の同年輩の団体さんが休憩されていた、それぞれ鎌と剪定ばさみを持っておられるので、山道の整備を兼ねたグループのようだ。

まだ先が長いので、水分を補給したのみで先に進む。大日のややこしい巻道を登り気味に進むが、シンドクなり始めた。
深仙ノ宿に着くと、一服したい所ではあるが、もう少し頑張り、太尾(旭)登山口からの道に合流した所で休憩を取ることにして先に進む。
潅頂堂の先で巻道に入る、巻道への表示はなく、取っ掛かり部分には下草があり、踏み跡も薄いので、少しわかりにくいが、直ぐ先で明確な道になる。
何らかの石碑のある所の先で道が二手に分かれている、左側に行きたくなるが、ココは右側へ。初めての時左側のテープに誘われ(今回はそのテープは無くなっていた)、途中から道なき道の所をGPSを頼りにトラバースして行った。虫に刺され帰ってからも大変だった。

尾根に出るまでダラダラと斜面を登って行くが、疲れがマックスになって来たのか、そんな登りがキツイ。
我慢して進み、尾根に到着し、手作りベンチの所で座り込む。時間の目途が付いたので、大休憩だ。
息を整えてから、昼食で食べられなかったスイーツを大量の水と一緒に食べる。
少し落ち着いてから、空身でペットボトルをもって、少し上部にある水場「かくし水」に行き、冷たい水を飲みペットボトルにも補給する。

休憩とエネルギー補給で、大分落ち着いたので、最後の下山に向かう。古田ノ森で若干の登り返しがあるが、ここからは下りに入るので、ペースを上げていっても特にシンドクはない。ドンドンと下って行く。

途中で 2組の夫婦さんを抜いて、往路ではショートカットした P1434で主尾根を別れ、太尾登山口方面に折れる。
この先は足元が悪いので、ペースダウンして、無事に駐車場に帰還した。

日没を心配していたが、余裕で戻る事が出来た。


なお、今回は太尾登山口から往復したが、GPSの累積標高を見ると、全行程で 1423mあったが、往路の地蔵岳まで 767mだった。と云う事は、帰路の累積標高は 656m。帰路の疲れた体での登りはシンドかった。
前鬼から往復した方が楽だったかも・・

 
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太尾登山口(峠の登山口・旭)
多くの車が駐車しており、路肩にも駐車し始めていた

岩に巻き付いている木
いつ見ても生命のしぶとさを感じる

P1434の少し手前で、左のショートカット道(獣道のような薄い踏み跡)に入る

尾根に出ると、P1434からの道に合流。途中から踏み跡がバラケて不鮮明になっていた。反対側からは分かり辛い

トリカブトが所々に残っていた

で、そのアップ

前方に、これから向かう南奥駈への稜線が見えてきた

何時の時期に来ても雰囲気の良い、尾根道歩きだ

不動小屋谷林道の登山口からの道と合流

釈迦ヶ岳が頭を出して来た

大日岳と、これから歩く蘇莫岳・天狗山

天狗山(中央左)と、最終目的地の地蔵岳(中央右)
右奥は転法輪岳

古田ノ森
天候は下り傾向、ガスが出てきた

ミヤコササ(?)が生い茂って山道を覆っている

千丈平

ここから、深仙ノ宿への巻道に入る。
テント 2張り、この下にも テントが張ってあった。

巻道の途中
頑丈な丸太で橋が付け替えられていた


反対側から、初めてこのルートを通った時、この先で道を間違えた。こちらからは問題なし

深仙ノ宿

大日岳と、東の台高・熊野灘方面に沸いている雲

大日岳への分岐
後ろから来た単独さんが、大日に向かわれた

太古ノ辻
ここから南奥駈が始まる
とりあえずオニギリで小腹ごしらえ

太古ノ辻にある「背くらべ石」
エネルギー補給して先に進む

蘇莫岳
ピークはこの奥にあるが、今回はパス

ガスが東の谷から湧いてきた

石楠花岳への分岐
奥駈道は石楠花岳を通らない。
帰路に寄る予定とする

天狗山が見えてきた

天狗山 三角点
ココまでは、昨年歩いて来ている
(2016-4-23)

奥が三角点のある天狗山ピーク
この先からは、初めて歩く

奥守岳(手前)とガスに包まれつつある地蔵岳
奥守岳の右奥に中八人山

奥守岳
ここは 27番靡

嫁越峠を挟んで、向こうの山が地蔵岳

嫁越峠

地蔵岳

地蔵岳のピーク
山頂で昼食にしようと思うも、雰囲気が汚らしく、コバエも多かったので、少し戻り適地を探す

南奥駈の先の山はガスの中

この下あたりで昼食
時間が押していたので、食後のコーヒーは諦める。

地蔵岳を後に、下山を急ぐ

向こうの尾根は石楠花尾根かな
地蔵岳から深仙ノ宿まで、標準タイムで 2:50、そこから登山口まで 2時間として 計 4:50 5時を超えてしまう。
日没が心配になって来た。

東の谷から湧き出てきたガスで、釈迦・大日の右半分がガスの中に

「天狗の稽古場」の標識が

嫁越峠

奥守岳

西の赤井谷の向こうに歩いてきた太尾の稜線が見える
右のピークは古田ノ森かな

天狗山

東の谷からのガスが濃くなってきた

石楠花ブッシュの細尾根が暫く続く

経木(?)が置いてあるけど、何かの靡かな

石楠花岳

薄い踏み跡を辿って来たら、分岐標識のある所で奥駈道に合流

蘇莫岳

太古ノ辻
鎌や剪定ばさみを持った、登山道整備の人たち

深仙ノ宿

太尾の稜線分岐に合流
急いで無休憩で来た事もあり、メチャ疲れた。
時間の目途がついたので、昼に食べられなかったデザートで大休憩

休憩地に荷物を置いたまま、水場「かくし水」まで上がり、冷たい水をがぶ飲みした

元気を取り戻して、下山を急ぐ

千丈平

古田ノ森

不動小屋谷林道分岐


往路はこのピーク(P1434)をショートカットしたが、こちら側からはショートカット道が分かりにくかったので、ピーク経由とした



日没には余裕で下山できた。

まだ帰ってない車が何台かあるけど・・、
途中で抜いたのは 2組だけだった
 
 
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