TKM の デジカメと山歩き | 2017/5/7(日) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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晴 | |||||
行仙岳・笠捨山・地蔵岳・東屋岳 | |||||
スタート:白谷TN東口→ | |||||
ルート :大峯奥駈道 オール日帰り繋ぎ 16/20 | |||||
笠捨山=関西・近畿100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】大峯山地 | |||||
笠捨山 | |||||
Ⅱ△1352.68m (笠捨山) | |||||
行仙岳 | 足跡のダウンロードは ( こちら ) から ※ダウンロードできない場合は こちらを参照 |
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Ⅲ△1227.29m (大峰山) | |||||
標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
820m | 07:53 | ① 白谷トンネル 東口 | 0:47 | 1:05 | 0:47 | 出発時間 | 05:22 | 15:55 | ||
1224m | 08:40 | ② 行仙岳 △1227.3 | 到着時間 | 07:42 | 18:40 | |||||
0:20 | 0:35 | 1:07 | ||||||||
09:00 | ③ 行仙宿山小屋(佐田辻) | 片道距離 | 119 ㎞ | 119 ㎞ | ||||||
1:22 | 1:20 | 2:29 | ||||||||
1352m | 10:22~10:32 | 0:10 | ④ 笠捨山 △1352.7 | 往復距離 | 238 ㎞(AVG= - ) | |||||
0:53 | 1:05 | 3:22 | ||||||||
1250m | 11:25 | ⑤ 地蔵岳 P1250 | ||||||||
0:36 | - | 3:58 | ||||||||
1230m | 12:01 | ⑥ 東屋岳 P1230(四阿宿跡) | ||||||||
0:28 | - | 4:26 | 0:28 | |||||||
12:29~12:55 | 0:26 | ⑦ 地蔵岳 | ||||||||
1:52 | - | 6:18 | 2:20 | |||||||
14:47 | ⑧ 行仙宿山小屋(佐田辻) | ASC(総上昇)プロトレック | 1065 m | |||||||
0:30 | 0:25 | 6:48 | 2:50 | |||||||
15:17 | ⑨ 林道 出合 | DSC(総下降) 〃 | 1065 m | |||||||
0:24 | - | 7:12 | 3:14 | |||||||
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15:41 | ⑩ 白谷トンネル 東口 | 総上昇量(GPS)eTrex | 1412 m | |||||||
7:48 | 0:36 | 7:12 | - | 移動距離(GPS) 〃 | 14.7 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《県14》 ⇔ 《県37》 ⇔ 《県28》 ⇔ 《R169》 ⇔ 《R425》 ⇔ 白谷トンネル東口
白谷トンネル東口 登山口
P → 行仙岳 → 行仙宿山小屋(佐田辻) → 笠捨山 → 地蔵岳 → 東屋岳(四阿宿跡) → 地蔵岳 → 《笠捨山 巻道》 → 行仙宿山小屋(佐田辻) → 浦向分岐 → 林道出合 → P
今日はGWの最終日 天気予報は晴
南奥駈は自宅から距離があるので、行くのをためらっていたが、持ち駒が少なくなってきたので、少し足を延ばし南奥駈の手前の方に位置する、笠捨山に行ってみる事にした。
目的地まで遠いので頑張って早く起き、自宅をスタート。
ナビにセットすると 120㎞ 3時間半ほどと出た。早朝なので 3時間まではかからないと思うが、それにしても遠いな
GWの最終日であるが渋滞には無縁で、順調に走行。R169で白川トンネル通行止の表示が出ていたが、目的地はその手前なので OK。
R169からR425に折れ、しばらく進むと通行止めの看板が立てかけられていた。バリケードはないのでそのまま走行。
途中で通行止になっていたら と心配しながら進むが、途中で工事用車両が置かれていたが通行止の場所はなく無事に白谷トンネル手前の登山口に到着。先着車の軽トラが 1台駐車していた。
なお、帰路に確認すると工事用車両が置いてあった付近に看板があり、法面工事のため時間制限での通行止(土日除外)となっていた。
R425から鉄階段を上がり入山。作業道のような踏み歩かれ道だ。鉄階段が多く設置されており、比較的緩やかな傾斜部分でも鉄階段になっている所も多くあった。
手を使うような場面は鉄階段の手すりぐらいで、迷う場面もなく 40分強で奥駈道の稜線に到着。「行仙岳 山頂 5分」との表示あった。往復に行く。
行仙岳には 表示通り 5分で到着。同年輩の単独さんと単独の青年がいた。同年配の人は軽トラの持ち主で当方とは反対方向へ行ける所まで行くとの事。青年は吉野からの縦走。この青年とは東屋岳からの引返しで再会する。今日下山するまで出合ったハイカーは結局この 2名のみだった。
山頂からは展望が良く、釈迦ヶ岳の雄姿が遠く目立って見えた。
分岐まで戻り、ダラダラと下って行くと、立派な山小屋が見えてきた。ちょうど「山彦ぐるーぷ」のジャンパーを着た管理人が外に出てきたので、気になっていた笠捨山の巻道の状況を確認、通行可との事であった。
昨晩は 10名超のツアーが泊り、5時過ぎにスタートしていったとの事。
帰路にまた寄ると答えて、先に進む。
ダラダラと少し下り、鞍部に出ると 「葛川辻へ(旧逓信道)上級者向」 との案内表示があった。その笠捨山巻道を右に見て、正面の笠捨山方向への登りに入る。
傾斜はそれなりにあるが、道がシッカリしていて歩きやすい。少し登ると「大峯八大金剛童子」と彫られた石柱が、目立った大木の根元に設置されていた。
小さなピークを越え笠捨山の手前のピーク P1246への登りの途中で、ネットでよく見るブナの変木を見て、ピークに出ると真正面に笠捨山の山塊が出現した。ココから見る山頂部分は横長に見え、左の方に反射板が見えた。
そのピークから 50mほど一旦下り、登り返しに入ると笠捨山への急登りが始まる。
スタートしてからまだ 2時間ほどしか経っていないので、まだまだ元気があるのでドンドンと登って行く。
山頂が近付くと、ルートが別れた感じになり、正面の笠捨山へ直登する急坂と左側の反射板の方に向かう方には踏み跡・テープがあった。ココは左側のルートを取る。
登り切り反射板の所に行くと、北と南側に展望が広がっていた。北の方は遠くに釈迦ヶ岳が目立って見え、大普賢岳のギザギザも上部が見えていた。先ほど登った行仙岳の山頂にある建物も見えた。南の方は紀州の山並が見えたが特定できる山はない
笠捨山の三角点は、反射板からほんの 100mほどの所にある。山と高原地図によると反射板のある所が、笠捨山 東峰、三角点のあるピークが西峰となっている。
その三角点のある本峰には、何か意味深な石を祀った祠が鎮座していた。
先ほどの反射板の所と同じ景色があるが、こちらのピークには一部に木があるので、視界は反射板のピークの方が良かった。
ココで、今日初めての休憩を取り、オニギリを小腹に入れる。
笠捨山から、210mほどの高度差を一気に下ると、笠捨山巻道の分岐のある鞍部だ。そのすぐ先が葛川辻、上葛川への分岐点だ。
その先、ダラダラと登り、ピークを 1ツ超えると、鉄塔のある伐採された鞍部、左正面に切り立った地蔵岳が見えた。
すこし進むと鎖場が出現。槍ヶ岳への行場が始まった かと思うも、その先のロープ場を越えて行くと、何処が槍ヶ岳か分からないままに通過したようだ。
しかし、その先も地蔵岳への鎖場が続く。真新しい鎖が設置されており安全は確保されるが、油断は禁物。
幾つかの鎖場を登って行くと、地蔵への分岐表示があったので、ルート横のその地蔵に立ち寄る。そのまま先方に進めたので、すぐ前方でルートに合流した。
その直ぐ先でピークに出たので、そこが地蔵岳かと思うも、表示がない。どこかで表示を見落としたのかと思うが、帰路に探せばよいと思い、まだ時間があるので、1ツ先のピーク 東屋岳まで足を延ばしてみることにした。
地蔵岳の反対側も鎖場になっており、鎖場を 1ツ下ると傾斜のある下り場に出た。そのまま下ろうとするもルートに見えないので周りを見ると右側にテープがあった。その先にクサリも見えた。テープの所に移動すると、見えた鎖は数メートルほぼ垂直の岩場に落ちている。
こんなところがルートとは思えず、脇にある修行場かと思い、先ほどの急下り場に戻る。こちらの方か簡単に下れそうだが、踏み跡もテープもなくどう見てもルートには見えない。
方位を確認すると、先ほどの鎖場の方だ。再び移動。よく見ると正面にピークが見え、そこが東屋岳のようだ。
意を決して、垂直の鎖場の下りに掛かる。幸いに足がかりがあるので、着実に足掛かりを確保しつつ降下。
何とか無事に下り終える。帰りの登り返し大丈夫かな?
その先は普通の山道、一登りすると、「四阿乃宿」の表示。ピークの P1230はルートの横に入った所にあるので、そこまで移動。東屋岳の表示があった。
チョウドお昼になったが、のんびりと出来そうな所ではあるが展望はなく、先ほどのビビった鎖場が待っているので、そのまま引返し地蔵岳で昼食をすることにした。
その鎖場でストックをリュックにしまい、登りに掛かる。と 足がかりがあるので、すんなりと登れてしまう。
何だか拍子抜けの感じ。
往路で地蔵尊の分岐から出てきた所で、ピークの方に行くと、そこが地蔵岳だった。
狭い山頂で展望はない。風があり寒いので、ピークの下にあるお地蔵さんの所に行って昼食にする。
腹を膨らまし元気をつけて、下山に向かう。
往路で注意しながら登っていた鎖場も、下りでは早い。往路で分からなかった槍ヶ岳は帰路でも矢張り分からなかった。
笠捨山の手前で巻道に入る。「←行仙宿へ(笠捨巻道)100分 上級者向」の案内あり。
ルート自体は明確であるが、足元が悪く歩きにくい。小刻みなアップダウンが数多くあり、累積標高はかなりありそうだ。
谷を巻いて、尾根先を回って を繰り返しながら進む。崩れた所には橋が架けられており、鉄パイプでその橋を支えている。見ればその支えは最近メンテされたようで、安心して通過する。そんな橋が多くあった。
しかし、斜面が崩れればすぐ落ちてしまいそうな支えなので、台風の跡などでは要注意かな。
鉄塔のある尾根先で、電線の先を見ると、槍ヶ岳の手前の鞍部にあった鉄塔に繋がっており、その横に先ほど登って来た地蔵岳・東屋岳が見えていた。
長い巻道をヒーコラ言いながら、縦走路の鞍部にようやく到着。巻道に要した時間 70分。長かった・シンドかった。ひょっとして巻道のがシンドイかも 何て思ったりした。
分岐から少しダラダラと登って行くと行仙宿に到着。
小屋の中に入って、管理人に浦向道の途中から林道に下りるルートを聞こうかと思うも、留守だった。GWも今日で終わりなので引き揚げたのかな。
地形図にも載っているし、ダウンロードしている「山と高原地図」にも実線で載っているルートなので、問題ないと思い、小屋の横から浦向道に入る。
シッカリとした道が続いているが、林道分岐を見落とさないように注意して下る。
尾根をしばらく下った所で、見落としようのない分岐に出合う。「山彦補給路」と表示された左に折れる。
分岐に入るとモノレールがあった。
途中まで下ると、エンジン音が聞こえ話し声も聞こえた。モノレールが下って行くのがチラッと見えた。
下に林道が見え、赤い鉄階段を下りると、軽とバンが駐車しており、行仙宿の管理人と他に 2人いた。
小屋の物資の上げ下ろしでもしていたのかな。
管理人に山域の状況を話し、林道をブラブラ歩いて、駐車地に戻る。
なお、この林道の入口(R426分岐)には車止めはなく、林道は道幅も広く普通車でも問題ない道なので、林道登山口まで車で行くことも可能だ。
![]() みつばつつじ(三つ葉躑躅) ツツジ科 |
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![]() みやましきみ(深山樒) ミカン科 |
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