TKM の デジカメと山歩き | 2017/6/9(金) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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晴 | |||||
明星ヶ岳 | |||||
スタート:湯ノ又 → | |||||
ルート :大峯奥駈道 オール日帰り繋ぎ 9/20 | |||||
![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】大峯山地 | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
630m | 07:24 | ① 湯ノ又 | 4:05 | - | 4:05 | 出発時間 | 04:50 | 17:15 | ||
1894m | 11:29 | ② 明星ヶ岳 P1894 | 到着時間 | 07:10 | 19:50 | |||||
0:46 | - | 4:51 | ||||||||
12:15~12:42 | 0:27 | ③ 五鈷峰 | 片道距離 | 98 ㎞ | 97 ㎞ | |||||
0:39 | - | 5:30 | ||||||||
13:21 | ④ 七面山遥拝石 | 往復距離 | 195 ㎞(AVG= - ) | |||||||
0:16 | - | 5:46 | 0:16 | |||||||
13:37 | ⑤ 神仙平 上部 | |||||||||
0:40 | - | 6:26 | 0:56 | |||||||
14:17~14:25 | 0:08 | ⑥ 林道終点 | ||||||||
1:11 | - | 7:37 | 2:07 | |||||||
15:36 | ⑦ 七面山 登山口 | ASC(総上昇)プロトレック | 1395 m | |||||||
1:01 | - | 8:38 | 3:08 | |||||||
16:37 | ⑧ 林道終点 舟ノ川渡渉地点 | DSC(総下降) 〃 | 1370 m | |||||||
0:24 | - | 9:02 | 3:32 | |||||||
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17:01 | ⑨ 湯ノ又 | 総上昇量(GPS)eTrex | 1414 m | |||||||
9:37 | 0:35 | 9:02 | - | 移動距離(GPS) 〃 | 19.9 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》五条IC ⇔ 《R168》 ⇔ 《殿野林道》 ⇔ 高野辻 ⇔ 《篠原林道》 ⇔ 湯ノ又
湯ノ又
P → 《中尾尾根》 → 明星ヶ岳 → 五鈷峰 → 舟ノ垰 → 七面山遥拝石 → 神仙平 → 七面山登山口 → 舟ノ川渡渉地点(篠原林道終点) → P
一昨日(6月7日)に近畿地方は梅雨入りした。
しかし雨模様だったのは当日と、翌日の午前中まで。2日たった今日は快晴になるとの予報だ。
先週・先々週と高度差のある長距離を問題なく歩けたので、今回も前々から歩きたいと思っていた湯ノ又から明星岳への中尾尾根を歩きに行く事にする
ルートは、当初はトップリ尾からの下山を考えていたが、下りに様子の知らない尾根を使うより、奥駈道でまだ歩いた事のない部分を繋ぐため、舟ノ垰から神仙平へ下るルートを下山道とした。神仙平から舟ノ垰へは先々週に歩いたばかりである。
昨日の雨のせいか、篠原から湯ノ又に向かう林道は、穴ぼこの水たまり・落石・未舗装部分の泥濘など、荒れていたので、パンクしないようにユックリと障害物を避けながら走る。
湯ノ又の舟ノ川を右岸側に橋を渡った所に駐車。そこが中尾尾根の尾根先になる。
火の用心の横断幕の裏から入山。テープ類のマークはないが、踏み跡がある。
その踏み跡を追って登って行く。傾斜はそこそこキツイが踏み跡は所々でジグザグになっており、障害物もないので歩きやすい。
いいペースで歩け P1325まで高度差 690mを 1:30で歩く。
そのP1325を左から通過すると尾根の左右に展望が出てきた。右にはこれから歩く奥駈道の稜線と神仙平も見え、尾根の左側には隣のトップリ尾根のトップリ平が見えた。
ただし、展望があったのは少しの間で、ピークから少し下ると細尾根になり、尾根上には岩稜や木の根が出てきて少しややこしくなってきた。注意して進めば特に問題はない。
傾斜のない鞍部に出ると、再び展望があり右に神仙平を見てダラダラと登って行くと、今度は右にあるピーク P1383を左から通過する。
その少し先で、正面に大岩が出現。マークは何処にもなかったが、右下に踏み跡らしき跡があった。その跡を追い大岩(嵓)の右下を巻いて行くと、その先は崖となり進めない。
大岩を巻き終わった所で左上を見ると、テープがあったのでザレ場を登って行く。急坂のザレ場で、足が安定しない。滑り落ちるとアウトなので、広いザレ場の危険の少ない所を拾って登って行く。そのため方向を間違った模様で先にマークが見あたらなくなった。適当に上を目指しザレ場の登れそうな所を登ると無事に尾根に出た。尾根の後ろを振り返ると先にテープが見えた。やはりザレ場でルートを間違えたようだ。
危険地帯を過ぎると、再び急登だ。一生懸命に汗だくになって登り、少し傾斜の緩んだ所でガス欠。一服してオニギリでエネルギー補給する。
ユックリして体をクールダウンをしたかったが、コバエが大量にまつわりついて鬱陶しい事たまらない。電子蚊取りを取り出すが効くはずもなく、早々にオニギリを小腹に入れて先に進む。
再び傾斜がキツクなる所で、シャクナゲ地帯が出てきた。満開の終わりかけのようで、落ちたばかりのシャクナゲの花がイッパイ地面に散らばっていた。その花を着けたシャクナゲは綺麗だが、密集しているので抜け道はないかを見回すと、上の方で一筋の通り道が見えた。そこがルートのようで人一人が通過できるルートが通っていた。
意外と短かったシャクナゲ地帯を抜けると、前方に大きな嵓が見えてきた。ルートはその左から登って行くようだ。
地形図にある崖の横にルートが通っていたが、足場の悪い所が多く急登りが続く。すると足元に 1輪青紫の花が咲いていた。大峯コザクラだ。少し先でも 1輪、もう少し先にも 1輪、3ヶ所で何れも 1輪だけ咲いていた。急登の途中での一服だった。
崖横を登り終え、崖上の尾根に上がると、その先は大ヤブ地帯に突入だ。
すぐ分かる明確な踏み跡がなかったので、尾根芯を歩いて行こうとするが、岩稜や低木のヤブで進めない。少し進んでは行き詰り引返す。尾根横に下って回り込もうとすると、下の方に何やらルートらしきものが見えた。低木の伸びてきた枝が邪魔をして歩きにくいが、一応ルートのようだ。尾根芯から大分下側にあるので当初は分からなかった。
そのルートが見つけられなかったらチェーンソーがないと通過できないくらいの頑丈なヤブだった。
そんなんで、細尾根の大ヤブ地帯を無事越えると尾根が広がり、ヤブに加えて倒木も出てきた。しかし尾根が広いので通過できそうな所を右に左に歩く。
次第に薮はなくなり倒木だけになると、傾斜がキツクなって来た。奥駈道が近付いてきたようだが、汗ダクダク・心臓パクパクでイッキに登れない。たまらず立ち止まり息を整える。
動悸が収まり再び歩きだして少し登ると奥駈け道に合流した。ここまでくれば一安心だ。
奥駈け道を弥山の方に少し戻り、適当な所から明星ヶ岳の山頂に向かう。
スタートして 4:05で明星ヶ岳の山頂に到着。前半はいいペースで登れたが、後半でルートがややこしくなってくると途端にペースダウン、体力も使い果たしてしまった。
山頂でユックリと昼食を取りたい所だが、ココもコバエが五月蝿い。虫のいない所で昼食を取ることにして山頂を後に奥駈道を先に進む。
明星ヶ岳までの奥駈道は何度か歩いているが、この先から舟ノ垰までは初めてだ。
下りなので、スイスイと歩けるはずだが、体力を使い果たしたようで体はヨレヨレ、足もガクガクしている。
休憩して昼食にしたいが、適当な場所がないので、ヨタヨタしながら下って行く、小さなアップダウンがキツイ。
崩壊地を少し高巻くと、前方の岩場との間に五鈷峰の小さな標識があったが、先の尖った岩場が五鈷峰なのかな。「山と高原地図」にはこの先の P1694が五鈷峰となっているけど。
そのP1694との鞍部で昼食。
猫耳の七面山やこれから下る谷を見下ろしながらの昼食だ。虫もいないし風も通って気持ち良い。少しジッとしていたら汗が冷えて寒いくらいだった。
ようやく落ち着き、体力も少し回復して、下山に向かう。
ダラダラと奥駈道を下って行くと、前方から年配の男性 2人さんとすれ違う。今日初めで出会った人だ。
尾根の割れた二重尾根のような所に着くと、先々週に神仙平から上がって来た舟ノ垰だ。
今回はココから下らず、この先の七面山遥拝石の所から下る予定なので、舟ノ垰はそのまま通過。
7~8分でその七面山遥拝石に到着。神仙平に方位を当て、下りに入る。
急斜面を斜めに下って行く、少し下ると浮石が隠れていて歩きにくい所もあるが、ドンドン下って行く、その先の短い樹林帯を抜けると神仙平の上部に飛び出した。
神仙平からの大パノラマを見下ろしながら、急斜面を下って行く。
最下部から樹林帯に入り、カラハツソウ谷の左岸を目指して、樹林帯の中を適当に下って行く。
左岸沿いに付かず離れずダラダラと下って行き、林道終点に着地。
体が目一杯になって来たので、少し長い水分休憩を取る。
後は林道をひたすらと歩くだけだが、林道がメチャ長く感じた。先々週は駐車地の舟ノ川渡河地点から、登りを 1:59で歩いたのに、今回は下りで 2:12もかかってしまった。
湯ノ又まで、もう 24分林道を歩いて、無事駐車地に戻り今日の行程を終える。
先週・先々週と余裕をもって長距離を歩けたが、今回は途中でヨレヨレになってしまい、目一杯の山歩きだった。夏に向かって暑くなってきたしかな。