TKMデジカメ山歩き 2017/10/27(金)
別ウインドウで拡大表示
大森山・五代尊岳玉置山
スタート:玉置辻⇔
ルート :大峯奥駈道 オール日帰り繋ぎ 19/20
玉置山=関・近100名山
歩いた足跡

歩行断面図
五歳尊岳=関西100名山 
【所在地】奈良県・和歌山県
【山地系】大峯山地
大森山三角点
 Ⅲ△1045.18m (大水ノ森)
玉置山 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅰ△1076.80m (玉置山)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
750m  08:13   ① 玉置辻(本宮辻) 1:32 1:30 1:32   出発時間 04:50 16:15
1045m  09:45   大森山三角点 △1045.2 到着時間 08:00 19:45
1:04 1:10 2:36  
   10:49   五代尊岳 片道距離 135 ㎞ 132 ㎞
1:13 1:25 3:49 1:13
   12:02   ④ 大森山三角点 往復距離 267㎞(AVG= 16.2)
0:09 1:05 3:58 1:22
1078m  12:11~12:40 0:29 大森山 P1078  
0:36 4:34 1:58
   13:16~13:52 0:36 ⑥ 水呑地分岐(水呑地蔵符往復)  
0:23 4:57 2:21
   14:15   ⑦ 玉置辻(本宮辻)  
0:57 0:55+α 5:54 3:18
1076m  15:12~15:23 0:11 玉置山 △1076.8 ASC(総上昇)プロトレック 1140 m
0:11 - 6:05 3:29
   15:34~15:41 0:07 ⑨ 玉置神社 DSC(総下降) 〃 1125 m
0:24 0:30 6:29 3:53
   16:05   ⑩ 玉置辻(本宮辻) 総上昇量(GPS) 1250 m
  7:52 1:23   6:29 -     移動距離(GPS) 16.7 ㎞
 
⇒写真リストへ
 
アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 橿原高田IC 《京奈和道》 五條IC ⇔ 《R168》 ⇔ 折立 ⇔ 玉置辻
※ R168の五条、丹原~神野で土砂崩れのため通行止めがあり、迂回路を通った


駐車場

玉置辻(本宮辻)の道路の広がった路肩


ルート

P → 大森山 → 大森山三角点(大水ノ森) → 篠尾辻(切畑辻) → 五代尊岳 → 篠尾辻 → 大森山 → 水呑金剛分岐 → 水呑金剛 → 水呑金剛分岐 → 玉置辻(本宮辻) → 玉置神社 → 勧業山記念碑 → 玉置山 → 玉置神社 → P


記録

このところ愚図ついた天候が続いている。秋晴れどころか、秋雨前線がはびこりズーっとスッキリしない。
おまけに、今週は大型台風の襲来で、紀伊半島沖を 22日(日)の深夜に通過し、23日の早朝には静岡県の御前崎に上陸した。

その台風が去った後に、台風一過とはならず 2~3日変な天気が続いた。
昨日の26日にようやく回復し、秋晴れになった。
しかし、再び台風 22号が日本を伺っている。週末には日本に接近する模様だ。


そんなんで。天気の良いのは今日まで。前回 山歩きしてから、間隔が空いているので、この機会を逃さず、出かけることにした。

行先は、前回からの続き、南奥駈道の繋ぎだ。
今回は玉置神社から大森山の予定。出来れば篠尾辻か五代尊岳まで、足を延ばせたらと思っている。


現地まで 往復 250㎞以上はあるので、途中でガソリンを補給し、便利になった京奈和道の五条ICから R168へ入り、少し行くと、通行止めとなっていた。先日の台風 21号の影響らしい。
迂回路の案内があるのでその指示に従う。10分くらいの遠回りだった。

その前から ナビがメチャ大回りなルートを案内していたので、何かおかしいとは思っていたが、通行止があるとは露とは思わず、変とは思いつつも案内を無視してきたが、通行止めが原因だったと初めて気づく。
通行止めを考慮して案内を変更したのは良いが、迂回路を案内出来ずに、メチャ遠回りなルートを案内をしていたが、そういう場合は案内出来ないのかな。

R425の手前でも、通行止め区間があったが、そこは旧 R168への迂回だったので、それほど遠回りにはならなかった。

そんな事もあったので、折立で R168を別れ、玉置神社への道が心配だったが、全く問題なく、現地の玉置辻に到着。
2.5時間+αの予定だったが、給油・迂回で 3:10もかかってしまった。遠かった。


玉置辻から、南への林道入口の横に奥駈道があるものの、「通過困難」との案内があったので、平行している林道を進む。数分その林道を歩くと、奥駈け道の石柱案内があったので、そこで林道を別れ奥駈道に入る。

奥駈道に入って少しの所で、大きな倒木が道を塞いでいた。跨いで乗り越えると、その先 2~3mがぬかるんだ傾斜地帯。足を踏み入れると、泥濘に潜り込んだので、慌てて足を引っこ抜く。
泥濘に足を取られ転倒すると、そのまま泥濘の上を滑るように滑落してしまう。

少し思案し、試しに泥濘上に浮いている小岩を踏むと、その小岩が緩衝になり、靴の沈みがマシになったので、小岩渡りで、泥濘地帯を通過した。
10分ほど進むと、平行している林道終点と合流した。帰りは間違いなく林道歩きだな。

その先は、ややこしい所や、道迷いするような場面はなく順調に進む。
車での途中で気温が 10℃を割った所があったので、相当冷え込んでいるとは思われたが、風がないのでそれほど寒いとは感じない。

そんなんで、登りでは汗をかいてしまうので、汗冷えがしてくる。なるべく汗をかかないように、ユックリと登る。
最初のピーク、大森山には、スタートしてから 1:20で到着。時間的に十分なので、そのまま先に進む。

尾根上のダラダラ道を暫く行くと、大森山の三角点。ここには大水ノ森との標識もあった。
三角点の場所は、尾根肩のような所でその先からは急下りの始まりだ。ロープ場もあるが、意外と滑ることはないので、ロープに頼らなくても良かった。

長い下りを過ぎると、鞍部らしき所に出て、その少し先に切畑への分岐表示があり、切畑辻と書かれた手作りの案内もあった。山と高原地図には篠尾辻ともある。しかし踏み跡は切畑方面にはあるものの、篠尾方面にはなかった。

まだ時間に余裕があるので、先に進む。
篠尾辻(切畑辻)から少し登ると、ピークに出た、P853だ。お腹がグーグーとなっていたので、オニギリで小腹を満たす。
エネルギー補給をして、P853から100mほど下った鞍部に出ると、ここはスタートした玉置辻と同じ高度 750mだ。帰路も同じ高度差を登り返すことになる、と ふと思う。

その鞍部から、少し登り返すと、いきなり五代尊岳の案内と不動明王の石像があった。
五代尊岳はこの先の P825と思っていたので、少し拍子抜けした。
そこからは、西方面の一部のみに展望があり、先ほど通過した篠尾辻(切畑辻)から切畑への尾根が見えた。

その小ピークの山頂から少し先の肩の所に移動すると、眼下に蛇行している熊野川(新宮川)と、その先には熊野本宮方面の街並みが垣間見えた。

時間も丁度良いので、ここ五代尊岳から引返す。
大森山三角点への登り返しが、キツイかと覚悟していたが、ここまでそれほど高度を登っていないので、まだ足に余裕がある様でロープ場の急坂もすんなりと行く。

大森山まで戻り、昼食にする。ここは展望もなく日も差さない少し陰気な所であるが、お昼も過ぎているので、腹ペコだ。
定番のカップ麺とオニギリのお昼の後、今日はコーヒーでなくコーンスープで食後のスイーツを味わう。

食事中、ジッとしていたら汗冷えもあり少し寒くなった。山では 10月も終わりになると秋も過ぎ、早くも冬に向かっている雰囲気だ。
大森山からは、スタートした玉置辻までは基本下りなので、気楽に復路を進む。

水呑金剛の分岐で、予定通りに水呑金剛に向かう。
尾根先までの下りは、細いもののシッカリとした踏み跡があったが、「←水呑」の石柱表示のある尾根先から山腹へのルートに入ると、山の斜面が崩れ、道のない状態が続いた。ルートはテープ・クサリ・石柱 があるので迷う事はないが、斜面を横切る道は殆ど崩れていた。

そんなルートが長く感じられ、岸壁を回り込んだ先に水呑金剛があった。
その水呑金剛は、石板の表示があったのみで、特に見るべきものはなかった。
荒れた道を引き返し、分岐まで戻ると、そこから水呑金剛までの往復は 36分だった。

元来た道を引き返し、少し先で林道終点との分岐点に到着。往路では斜面の泥濘に往生したので、林道経由で戻る。

スタートした玉置辻まで引返し、続けて玉置神社への道に入る。
参道のような道で、ダラダラと高度を上げていく。
玉置神社境内の手前で、その参道のような道を倒木と大量の枝木が塞いでいた。先日の台風の影響と思われるが、手付かずの状態で放置されたままだ。
台風の通過後、天気だったのは昨日と今日のみ。ここを通過した人は何人いたのだろうか、人が通った跡は見られなかったけど。

大量の枝木は乗り越え、乗り越えられない大木は匍匐で通過すると、すぐ先で見覚えのある玉置神社の境内に入った。
参拝は後にすることにして、そのまま玉置山に向かうが、直接山頂に向かわずに、「宝冠ノ森」方面から山頂を目指すことにした。
境内の東端から、案内表示に従い「宝冠ノ森」への山腹道に入る。谷を横切る斜面は荒れていたものの、比較的しっかりした道だ。
尾根を巻く所に出ると、山と高原地図に勧業記念碑とある所。ここから尾根を下れば宝冠ノ森だ。訪れてみたいが、時間的にムリ。反対方向の山頂側の玉置山に向かう。

一登りで玉置山の山頂だ。
午後から天候は下り坂になって、山頂付近はガスが発生し、真っ白で展望はなかった。
ここで一服。チョコレート菓子とカロリーメイトでエネルギー補給。

急坂を一気に下り、再び玉置神社境内に入る。
本堂で山歩きの祈願をして、本堂の裏手にある夫婦杉・神代杉を見学してから、最後の下山に向かう。
玉置辻への途中、軽装の中年女性 2人とすれ違う。倒木地帯を通過できるか他人ことながら少し心配になる。

駐車地に戻ると、すれ違った人の車と思われる和歌山ナンバーの車が駐車していた。


自宅に戻ると、ズボンのお尻に、カギ状の破れがあった。倒木地帯で引っ掛けたようだ。

 
⇒ページ・トップへ
 

玉置辻(本宮辻)
後方は玉置山

林道入口の横が、奥駈け道であるが「通過困難」とあるので平行している林道に入る

林道を 5分ほど歩くと、分岐表示があったので、ここから奥駈け道に折れる

倒木 何とか超えると、その向こうは泥濘の斜面。
靴がめり込み通過困難。足が抜けず転倒すると、泥の斜面を滑落へ。 泥の上に浮いている小岩を利用し、何とか超えるも、靴の上部までドロドロ

平行している林道終点と合流
復路はゼッタイに林道だ

水呑金剛分岐
復路で余裕があれば寄ることにして、左の奥駈道へ

青々とした杉の小枝がイッパイ落ちていた。先日の台風 21号の影響のようだ

旧篠尾辻

大平多山分岐

雲海
この雲海の下が、篠尾の集落のようだが

大森山
展望はない

大森山三角点へは尾根上のルンルン・ルート

大森山三角点(大水ノ森)
尾根の肩のような所で、ここも展望なし

篠尾辻(切畑辻)

五代尊岳
P825が五代尊岳と思っていたが、少し手前の小ピーク(高度 780m地点)が五代尊岳となっていた

不動明王
真言宗の団体が建立しているが、何か関係あるのかな

五代尊岳より①
西の一部に展望あり、篠尾辻から切畑に向かう尾根が見えた

五代尊岳より②
山頂から少し南に移動すると、熊野本宮方面(左)が見下ろせた

尾辻(切畑辻)

巻道があるようだが、「この先通行不能」との表示

大森山
お昼を少し過ぎてしまったが、ここで昼食にする。

食を終え、帰路に

数少なかった展望地点
往路では雲海が広がっていた

大平多山分岐点
行ってみたい気もするが

水呑金剛分岐
予定通り、水呑金剛へ向かう

この先、この石標が導いてくれるが、道は崩れていて無きに等しい

水呑金剛 第 9番靡 水呑宿
石標以外何もない

脇の石標に比べ、比較的新しい

崩れた斜面を横切って来た

水呑金剛分岐に戻る
往復で 36分だった

林道終点
復路は林道経由で

奥駈け道に合流

玉置辻まで戻ってきた

玉置辻より、玉置神社に向かう

鳥居を入った所にあった、奥駈道の案内板

犬吠檜

倒木と大量の枝がルートを塞いでいた
台風通過後、天気になったのは昨日と今日のみ、通過した人はいたかな

玉置神社 境内

玉置神社 本堂
玉置山をめぐってから、参拝することにしてそのまま通過

右の「宝冠ノ森」方向に向かう

勧業山記念碑
ここから尾根を下ると、宝冠ノ森。
行ってみたいが時間がないので、玉置山に向かう

玉置山
別名 沖見嶽。熊野灘が見えるらしいが、ガスで真っ白

玉置山 山頂にある「沖見地蔵」

玉置山 三角点

玉石社の上部
真新しい柵で岩を囲っているけど

玉石社
説明版には財宝を埋納したとあるけど

夫婦杉
本堂裏手にある

神代杉
夫婦杉の奥にあった

神代杉の上部
確かに、神代よりありそう

玉置神社本堂
前回来た時は、人が多かったのでパスしたが、今日は閑散としていたので、山歩きの無事を祈願した

大杉
遠くからで、実感できないが、境内で一番大きな杉の木との事

玉置神社から下山に向かう
上を越えられないので、匍匐(歩伏)で通過

この大木は、枝に足をかけ乗り越える

左の石積された山道まで、倒木枝を乗り越えていく
ここで引っ掛けたのか、ズボンのお尻が、カギ状に破れていた



玉置辻に無事帰還
 
 
⇒ページ・トップへ
 ⇒ 「 山歩き 」 編トップページ ⇒ 「 ウォーキング・名所見学 」 編トップページ ⇒ TKMのホーム・ページ
 
 ご意見・ご感想は こちら へ 【メール宛先の (アットマーク) は、半角 (@) に変更してください】