TKMデジカメ山歩き 2017/10/8(日)
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転法輪岳・行仙岳
スタート:白谷TN東口 →
ルート :大峯奥駈道 オール日帰り繋ぎ 15/20
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
行仙岳
 Ⅲ△1227.29m (大峰山)
転法輪岳 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅱ△1281.52m (池峰)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
820m  07:43   ① 白谷トンネル東口 0:47 1:05 0:47   出発時間 04:50 16:00
1227m  08:30   行仙岳 △1227.3 到着時間 07:30 19:15
1:13 1:40 2:00  
1252m  09:43   倶利伽羅岳 P1252 片道距離 120 ㎞ 119 ㎞
0:33 0:50 2:33  
1281m  10:16   転法輪岳 △1281.5 往復距離 239 ㎞(AVG=16.7)
1:10 1:05 3:43  
   11:26~11:33 0:07 ⑤ 持経ノ宿  
0:46 0:55 4:29 0:46
   12:19~13:03 0:44 ⑥ 平治ノ宿  
0:21 0:30 4:50 1:07
   13:24   ⑦ 転法輪岳  
0:28 0:45 5:18 1:35
   13:52   ⑧ 倶利伽羅岳 ASC(総上昇)プロトレック 1195 m
1:13 1:30 6:31 2:48
   15:05~15:14 0:09 ⑨ 行仙岳 DSC(総下降) 〃 1180 m
0:32 0:45 7:03 3:20
   15:46   ⑩ 白谷トンネル東口 総上昇量(GPS)eTrex 1489 m
  8:03 1:00   7:03 9:05     移動距離(GPS) 〃 14.9 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《県14》 ⇔ 《県37》 ⇔ 《県28》 ⇔ 《R169》 ⇔ 《R425》 ⇔ 白谷トンネル東口


駐車場

白谷トンネル東口 登山口


ルート

P ⇔ 行仙岳 ⇔ 怒田宿跡 ⇔ 倶利伽羅岳 ⇔ 転法輪岳 ⇔ 平治ノ宿 ⇔ 中又尾分岐 ⇔ ミズナラ大木 ⇔ 持経千年檜 ⇔ 持経ノ宿 【往復】


記録

南奥駈道 第5回
今回は、行仙岳から持経ノ宿まで。

先週、時間に余裕があったので持経ノ宿から反対側まで足を延ばし、平治ノ宿を目指したが地図上の位置に平治ノ宿はなく、その少し先で引返した。
従って、今回はその引返した所まで行けば南奥駈が繋がるが、できれば持経ノ宿まで歩きたいと考えている。


今回の全行程は、「山と高原地図」の標準タイムで 9:05 とあるので、それなりに長い。で、今回も頑張って早く起き自宅をスタート。
車での途中、夜が明けると曇っており、パッとしない変な天気だ。天気予報では昼間のうちは晴になっていたが、現地に着くとその予報通り、きれいな青空が広がってきた。

途中、ガソリンの給油をしたりしていたので、登山口まで前回は 2:20 だったところを、今回は 2:40 もかかった。
それでも、まだ 8時前。9時間かかったとしても 5時には戻れる。最悪の場合持経ノ宿は諦め、前回引返した所まででも良い。


R425横の崖にかけてある鉄梯子から入山。
NTTの巡視路なので、道は整備されており、行程の多くに鉄梯子がある。昨日までの冷え込みが一転し、今日は暑くなるとの予報であったが、その予報通りなのか鉄階段を一生懸命に登っている途中から汗が噴き出してきた。瞬く間に服はビッショリ。

それでも、前回と同じタイムで、行仙岳に到着。先ほどまでの青空は、下から吹き上げてくるガスで視界が悪くなってきており、これから向かう転法輪岳方面にはガスがかかっていた。気温も急に下がってきて汗冷えがしてきた。

行仙岳からの急下りは、ジグザグ道になっていたので、滑ることもなく広い所まで下ると、案内表示がありな「怒田宿跡」となっていた、第20番の靡だ。
その先、尾根上を小さなアップダウンを繰り返しながら進む。

本格的な登りに変わり、100mほどの高度を頑張ると、倶利伽羅岳だ。
ガスで展望はないのでそのまま通過。
下りにかかる所で、左に切れ落ちている所にクサリが見えた。足元に案内表示があり「鎖無しルート→」とあったので、そのルートに向かう。少し登ってから下りにかかるが、鎖はないもののロープがあった。足元は滑りやすいのでロープを掴んで下る。尾根に回り込んで、ルートに復帰、この場面が少し分かりにくかった。

その尾根を下り、尾根上のコブを 1つ越えると、転法輪岳への登りに入る。10分程度で、転法輪岳の山頂に到着。
相変わらずのガスで展望も何もないので、そこもそのまま通過。
ガスで少し神秘的な感じのする森をダラダラと下って行くと、下方に屋根が見えてきた、平治ノ宿だ。
屋根には 1m角くらいのソーラパネルが設置されていた。

さほど大きくない小屋であるが、中を覗くと綺麗に整備してあった。電源があり夜間照明や携帯の充電も出来るようになっていた、但し有料で¥100/人。
先週、この平治ノ宿を目指して反対側から来たが、地図上の平治ノ宿には小屋はなくその少し先で引返したが、現在の小屋は地図上の位置より、300mほど南側だった。

平治ノ宿より、前回引返した所まではほんの 150mほどだった。その先からは、先週歩いたばかりだ。
中又尾分岐まで少し登り返すと、その先は持経ノ宿までダラダラとした下りにかかる、その途中に「ミズナラの大木」・「持経千年檜」が尾根上に鎮座する。持経千年桧は林野庁が管理する「森の巨人たち100選」に選ばれている。

尾根が細って、下りきると白谷池郷林道に着地。分岐している林道を 100mほど行くと、今日の目的地の持経ノ宿だ。
持経ノ宿には先週、池郷林道から来たばかりなので、中は覗かず玄関前のベンチに座り一服。
30分少し前に、オニギリを食べているので、昼食は平治ノ宿に戻ってからする事にして、水分休憩を取り、ここで引返す。

来た道を引返し、46分で平治ノ宿に戻る。
往路で行き違っていた縦走の単独さんと、当方の後から遅立ちし 1泊されるという寝屋川の単独さんが、お昼をされていた。当方もコンロでお湯を沸かしカップラーメンとオニギリの昼食。
両方向に行かれた単独さんをそれぞれ見送って、コーヒーとスイーツで少しマッタリ。

元気を取り戻し、帰路に向かう。
平治ノ宿から転法輪岳に 130mの登りになるが、ペースは若干落ちたものの休憩後なので難なく到着。大きめの荷物を背負った 5~6名の同年輩の男女混合の団体さんが一服されていた。
お邪魔になるかと思いそのまま通過。

次のピーク 倶利伽羅岳の山頂手前のクサリ場・鎖無しルートの分岐で、往路は鎖無しルートを利用したので、クサリ場に向かう。
傾斜はキツイが、距離は短く足掛かりも適度にあるので、クサリを利用せずに登りきる。

倶利伽羅岳の山頂表示は、山頂横のルート上にあるので、すぐ横の一番高いと思われる所まで移動してみると、午後からガスが晴れ、北・東方向に展望が開けていた。但し、中八人山や先ほど歩いてきたルートの先、地蔵岳くらいまでは見えたが、まだその先の高い山、釈迦ヶ岳方面はまだガスの中だった。

倶利伽羅岳から、110mほどの急を下ると、そこからは暫く尾根上を小さなアップダウンを繰り返しながら進む。
白谷トンネルの真上あたりに来ると、西方向に展望があり、山の斜面をクネクネと横切っている R425が眼下に見えた。よくもまーあんな急な斜面に道を作ったものだと、感心する。

行仙岳への登りにかかり、少し広がった尾根の所が怒田宿跡だ。行仙岳まで 10分の道標があった。
今日最後の登りなので、頑張って一生懸命に登る。
途中の山頂を巻いて行く分岐で巻道に入らず、復路も山頂経由で行く。

可成り頑張って登ったが、行仙岳の山頂まで怒田宿跡から 13分かかった。
今日歩いてきた方を振り返ると、朝方はガスで展望がなかったが、完全にガスはなくなってはいないものの、今日歩いてきた転法輪岳や倶利伽羅岳を望むことが出来た。その奥の釈迦ヶ岳は相変わらず雲の中だったが。

チョコレート菓子でエネルギー補給をして、行仙岳をあとに、最後の下山に向かう。
行仙岳のすぐ下の巻道との分岐点で、前方からの 12~13名の団体さんと出会う、皆さん大きな荷物は背負っていないので日帰りのようだ。行仙岳の山頂に向かわれたが、この時間からだと往復して、当方と同じトンネル東口に下山かな。

トンネル東口の登山口まで、階段を急ぎ足で、滑りに注意して頑張って下る。
分岐から、ちょうど 30分で無事に登山口へ下山できた。

先ほどの、分岐点の道標に、「白谷トンネル東口へ 30分」 と表示されていたが、それを何とかクリアできたが、そのタイムは厳しすぎる。怒田宿跡から行仙岳へ 10分とも表示されていたが、トレラン者用のタイムでは。


登山口まえの駐車可能の路肩には、滋賀ナンバーの先着車はまだ帰っておらず、当方の後ろに 大阪ナンバーの車が 2台、その後ろに名古屋ナンバーのマイクロバスが停まっていた。
その運転手さんに声をかけられた。行仙岳の所で出会った団体さんでガイド付きのツアーで来ているとの事。昨日十津川で泊まられ、今日は「21世紀の森」から日帰り縦走との事。このあと、日帰り温泉(きなりの湯かな)に入り、名古屋駅で解散との事。
奥駈道の一部ではあるが、マイナーな部分なのに、ツアーがあるんだ。

なお、その運転手情報によると、大阪ナンバーの車 2台は、転法輪岳で出会った団体さんの車で、1台を北の方(前鬼かな)にデポして、小屋泊まりで縦走に向かわれたとの事。

今日出会ったのは、単独さん 2組と団体さん 2組だけだった。

 
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R425 白谷トンネル東口



右正面の鉄階段(NTTの巡視路)が登山口
滋賀ナンバーの先着車がいた

長い鉄階段を上がると、尾根の肩のような所に出て、後方に展望があった。
中央左が転法輪岳、左に頭が出ているのが倶利伽羅岳

前方右手に、行仙岳の山頂にあるNTTの電波塔が見えてきた

行仙岳 山頂と巻道の分岐
山頂経由で持経ノ宿に向かう

行仙岳 山頂

行仙岳 三角点

行仙岳 より
これから向かう転法輪岳方面にはガスがかかって来た

怒田宿跡

ガスで幽邃な森に。少し神秘的な雰囲気

倶利伽羅岳 に到着

倶利伽羅岳からの下りで、左にクサリ場、右は鎖無しルートに分かれる。→ 鎖無しルートへ

クサリはないが、ロープ場があった

転法輪岳に到着

転法輪岳 三角点

ブナとヒメシャラの細い幼木がイッパイの森

平治ノ宿が見えてきた

平治ノ宿

平治ノ宿 内部①

平治ノ宿 内部②
屋根にソーラパネルがあり、夜間電源、携帯の充電に使用できる
使用料 ¥100/人

先週、反対側から平治ノ宿を目指したが、地図上の位置になく、ココまで来きたが、時間切れで引返した場所

中又尾分岐(両又分岐)
エネルギーが切れたので、オニギリを腹に入れる

ミズナラの巨木
幹回り 540㎝

持経千年檜
林野庁管理の「森の巨人たち百選」に選ばれている

白谷池郷林道に下りてきた

持経ノ宿に到着

玄関前のベンチで一服
先週、中を覗いたので、今回は外から見ただけ

昼食は平治ノ宿ですることにして、引返す

中又尾分岐(両又分岐)

地図上の平治ノ宿
現在の平治宿小屋は 300m南

平治ノ宿
単独さんが 2名昼食をしていた。
当方も昼食

コーヒーとデザートも食し、帰路に向かう

平治ノ宿 小屋の正面にあるトイレ

便器の下に樋があり、排泄物は水を汲んで流すとこの樋を下って山の斜面に垂れ流し

ヘビに遭遇。
小さいが、トグロを巻き尻尾をガラガラ震わせ、睨んで威嚇してきたので思わず後退り。気付かずに通り過ぎらた噛まれたかも

転法輪岳

転法輪岳よりの下りで
正面見えるのは笠捨山、その手前のピークが行仙岳
行仙岳までまだまだ距離があるように見えるけど

倶利伽羅岳 手前のクサリ場・鎖無しルートの分岐
帰路は、クサリ場へ

クサリ場を登って、上から見下ろした所。急角度であるが、登りはクサリがなくても大丈夫

倶利伽羅岳

倶利伽羅岳の一番高い所あたり

倶利伽羅岳を後に先に進む

13:55 倶利伽羅岳の展望にあるところより

白谷トンネルの真上あたりより、東方向
急斜面を R425が横切って行っている。
よくもあんな所に道を通らせたな

怒田宿跡

行仙岳 巻道分岐
帰路も山頂に寄って行く

行仙岳 山頂に再び

行仙岳 山頂①
山頂にある NTTの施設
屋上に電波塔があったみたいだけど、撤去したのかな

行仙岳 山頂②
先ほど歩いてきた転法輪岳(中央)と、その左手前が倶利伽羅岳。
朝はガスで全く見えなかった

行仙岳巻道と合流
名古屋から来たツアー 12名が21世紀の森から縦走してきた

無事下山



滋賀ナンバーの先着車は帰っておらず
後ろの 2台は転法輪岳で出会った数名のグループ。小屋泊まりでデポした車まで縦走との事

後ろにマイクロバスが停まっており、運転手からの情報
 
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