TKMデジカメ山歩き 2018/4/13(金)
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五大尊岳
スタート:熊野本宮 ⇔
ルート :大峯奥駈道 オール日帰り繋ぎ 20/20
関西100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】和歌山県
【山地系】大峯山地
 
 
 
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標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
50m  08:07   ① 熊野本宮 0:29 0:35 0:29   出発時間 05:10 17:50
   08:36   ② 備崎 登山口 到着時間 07:50 20:30
0:42 0:45 1:11  
   09:18   七越峰 P262 片道距離 140 ㎞ 136 ㎞
0:46 1:10 1:57  
   10:04   ④ 吹越宿跡 往復距離 275 ㎞(AVG=17.6)
1:10 1:30 3:07  
573m  11:14~11:20 0:06 大黒天神岳 △573.9  
1:19 1:40 4:26  
825m  12:39~13:15 0:36 五大尊岳(北峰)  
1:16 1:15 5:42 1:16
   14:31~14:40 0:09 ⑦ 大黒天神岳  
0:55 1:10 6:37 2:11
   15:35   ⑧ 吹越宿跡 ASC(総上昇)プロトレック 1505 m
1:30 1:30 8:07 3:41
   17:05   ⑨ 備崎 登山口 DSC(総下降) 〃 1490 m
0:37 0:35 8:44 4:18
   17:42   ⑩ 熊野本宮 総上昇量(GPS)eTrex 1793 m
  9:35 0:51   9:44 10:10     移動距離(GPS) 〃 24.3 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》 五條IC ⇔ 《R168》 ⇔ 熊野本宮


駐車場

熊野本宮 河原の大駐車場


ルート

P ⇔ 備崎登山口 ⇔ 七越峰 ⇔ 吹越峠 ⇔ 吹越宿跡 ⇔ 山在峠 ⇔ 大黒天神岳 ⇔ 六道ノ辻(金剛多和宿ノ跡) ⇔ 五大尊岳 【往復】


記録

大峯奥駈道の最終章。今回、五大尊岳から熊野本宮まで歩くと、奥駈道の全線完歩が完成だ。
しかし、五大尊岳から熊野本宮までの距離は少し長い。コースタイムでは、10:10。当方にとっては、何とか歩けるギリギリの距離か。

自宅から近ければ、ノンビリと2回に分けて歩いても良いが、熊野本宮までは遠いので、何度も行くのは憚れる。何とか頑張って、1日で繋げたい。

スタート地点が遠方で、尚且つ長距離ルートとなるので、頑張って早く起きて自宅を出発。日が長くなってきたので、空は薄明るくなっていた。

京奈和道が御所南から、昨年トンネルで繋がり (H29/8 開通)、また R168の大塔支所付近の細い道もバイパスが先月 (辻堂バイパス H30/3 開通) 完成したこともあり、予定より少し早めに現地の熊野本宮に到着できた。

しかし、本宮の駐車場に停めようと、ナビの指示に従うと、本宮の真横の職員駐車場に案内されてしまった。引返し、国道横の駐車場に行くと、そこには参拝者専用駐車場との表示があった。
気が引けるので、河原の駐車場に行こうとしたが反対方向に行ってしまい、可成り行き過ぎてから引き返し、ようやく河原の大駐車場に到着。
その間、駐車場を探して、10分くらいウロウロしてしまった。


駐車地から土手を超え、国道を 20分弱歩いて熊野川に架かる備崎橋を渡る。橋の袂に大峯奥駈道の案内表示もあった。
橋を渡って、折り返すように橋の下を潜り、登山口のある尾根先に向かう。その折り返す所に空地があり、奈良ナンバーの乗用車が 2台が停まっていた。そこに駐車できる事を知っていたら往復 1時間の短縮を出来たのに、と少し悔やむ。

川のヘリまで伸びた尾根先の登山口から入山。シッカリとしたルートが続いている。
P156まで上がり、その先小さなアップダウンや舗装林道と出合ったりしながら進み、大きく回り込んでピークに上がると、P262の七越峰。奥に神社が鎮座していたが展望はなかった。

そのまま通過して下ると、アスレチック施設がある広場に出た。
そこから少し登ると、熊野本宮地域が見下ろせる展望場所に出た。大斎原(おおゆのはら)の大きな鳥居が目立って見えた。

少し先の、表示のある吹越峠を通過して、高度 300m前後の尾根を小さなアップダウンを繰り返しながら進む。歩きやすい道であるが、小さな昇り降りが案外にシンドイ。
50mほど下ると舗装林道が交差していた。横断した所が小さな広場になっており、そこが吹越宿跡。

登り返して、P325のピークへ大きく回り込んでから越えて尾根上を少し進み、小さく下ると山在峠。
舗装林道を横断すると広場になっており、中央に宝篋印塔のようなものがあった。山と高原地図には宝経塔とある所だ。
前方から鈴を鳴らして軽快に歩いてきた単独さんとすれ違う。なお今日下山するまで出会った人は、その単独さんのみだった。
尾根上のアップダウンのルートは、この山在峠までで、この先からは大黒天神岳まで登りになる。
途中に何個所かある伐採・鉄塔展望地で一息つきながら頑張る。

大黒天神岳で、今日初めての小休止。パンでエネルギー補給をして、先に進む。
そこから 130~140m下った鞍部が金剛多和宿ノ跡のある六道ノ辻。

再び登りになり、五大尊岳(南峰)まで、380mの登りだ。スタート地点からの標高差は大したことはないが、ここまで小さなアップダウンではあったものの、そのアップダウンが多くあったので、累積の標高差はそれなりにあった。
落ち葉で滑りやすい所や、山頂近くの岩場部分を頑張って登って行く。

P825のピークは山と高原地図では五大尊岳となっているが、靡7の五大尊岳は、そこから少し北側のピーク 780mの所だ。
P825の山頂にあった手作りの標識にはマジックで南峰と書かれていた。

岩場の急坂を、慎重に下り、少し登り返すと、見覚えのある標識・石像があった。
五大尊岳に到着だ。昨年 10月に反対側からここにきているので半年ぶりだ。ここで大峯奥駈道が全線で繋がった。
全て日帰りで、延べ 19回かかった。

五大尊岳の山頂で、少し遅くなった昼食。風があるので岩陰に隠れてコンロでお湯を再沸騰させ、定番のカップ麺とオニギリ。食後にコーヒーではなく熱熱の卵スープでスイーツも食す。

目標を達した満足感をもって、帰路に向かう。
あとはひたすら、来た道を帰るのみ。帰路は下山であるが、アップダウンがあるので、登りが累計で 500mほどある。
往路で少し急ぎ気味で歩いた事もあるので、帰路も往路と同じくらい時間がかかるか?

P825の五大尊岳南峰から、落ち葉で滑りやすい下りを何度も滑るが何とか堪えて下り切ると、六道ノ辻。
反対側に少し登り返すと水場への分岐があった。
案内に、「水場片道3分」とあったので、寄り道に行く。ダラダラと下って、ジャスト 3分で水場に着いた。
水場と云っても岩を伝って水が流れている場所なので、飲めるか不明だ。水は余っているので顔を冷やしたのみで、引返す。往復で 10分弱の寄り道だった。

元の分岐に戻り、暫く登ると往路でも一服した大黒天神岳。水分休憩を取る、疲れがたまっていたので少し長めの休憩を取った。

山在峠まで下り、次の吹越宿跡まで林道経由で逃げて行こうか迷う。何とかまだ元気が残っていたので、往路と同じ山道を行く。

七越峰手前の展望台で、往路では気付かなかった駐車場の当方の車を見下ろして、七越峰は巻いて行こうと、右手の道に入った。
しかし途中の分岐を間違え、結局山頂方面まで行ってしまった。巻いて楽は出来なかった。

最後の登りを終えた P156で水分休憩とチョコレート菓子でカロリー補給をして、備崎の登山口に無事下山。
そこから、近道になる本来の奥駈道の熊野川を渡って行きたいが、水量が多いのでとても渡れそうに見えない。致し方ないので往路と同じ国道経由でスタート地点に向かう。

途中、大斎原を経由して駐車した河原の駐車場に戻り、今日の行程を終える。


熊野本宮に参拝に行きたかったが、下山が遅くなった事もあり、ここから自宅まで3時間程度はかかると思われるので、参拝は諦めた。
今年伊勢神宮に行っているので、熊野本宮にも行きたかったのだか・・
「伊勢に7度、熊野に3度」という謡があるそうなので

 
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熊野本宮 河原の大駐車場
ここまで駐車場を探してウロウロ


本宮の駐車場に停めようと、ナビの指示に従うと、本宮の真横の職員駐車場に案内された。
引返し、国道横の駐車場に行くと、参拝者専用駐車場となっていた。
気が引けるので、河原の駐車場に行こうとしたが反対方向に行ってしまい、可成り行き過ぎてから引き返し、ようやく河原の大駐車場に到着。

駐車場を探して、10分くらいウロウロした

河原の駐車場から土手を超えると、本宮横の駐車場に出てきた

この橋(備崎橋)で熊野川を渡る
奥駈道の案内表示も有

橋を渡ると奥駈道の案内表示があった。この辺りの空地に駐車可能、2台駐車していた。知っていればここに停めたのに

橋の下を潜り、備崎 登山口のある尾根先まで土手を進む

備崎 登山口から少し上がると、「史跡 備崎経塚群」の案内表示があった

P156に上がり、少し下ると、舗装林道に出た

林道を 100mほど歩き、再び山道に入り暫く歩くと、再度林道に接近

七越峰に大きく折り返す

七越峰 山頂に到着
展望はない

七越の峰の石碑と神社

ツツジかと思ったがよく見ると、葉が紅葉していた

モミジの紅葉に見えるが?

七越峰の北側にある展望台①
ここから、熊野本宮が眼下に見下ろせた。大斎原(おおゆのはら)の鳥居が目立って見えた

七越峰の北側にある展望台②
左の尾根先から登って来た

吹越峠

吹越宿跡の手前の展望地より
熊野川が大きく蛇行している

吹越宿跡①
林道を横断する

吹越宿跡②
「靡4の吹越宿址」の標識があった

山在峠

宝経塔

山在宝篋印塔
山と高原地図には「宝経塔」となっている

伐採地の展望尾根より

石楠花が咲いていた
もう春を過ぎて初夏に入ったかな

大黒天神岳①
今日初めての小休止

大黒天神岳②
パンでエネルギー補給してから、先に進む

金剛多和宿ノ跡(六道ノ辻)

南の遠方にに熊野川の下流が見えた

正面に五大尊岳の山塊が現れた
厳しい登りが始まる

右奥の稜線上に目立った山が見えたので、南奥駈の山かと思うも、熊野灘方面の一族山だった

P825 五大尊岳 南峰
地図上はココが五大尊岳になっているが、標識のある五大尊岳は、もう少し北の山

五大尊岳に到着
ここで奥駈道が繋がり、ようやく全路を完歩した

熊野本宮からの、総上昇量と総下降量
帰路は総下降量分を登り返すことになる

五大尊岳で昼食を終え帰路に向かう。
風があったので、岩場の所で風を除けて昼食。食後にコーヒーの代わりに卵スープでスイーツを食した

P825 五大尊岳 南峰
本峰(北峰)との登り返しが、厳しかった

六道ノ辻(金剛多和宿ノ跡)
左右の広い山道を横断

「水場片道3分」とあるので、寄ってみる事に

水場
飲めるのかな、水は十分足りているので顔を冷やしたのみ

水場分岐まで戻る
水場での休憩を含め往復 9分だった

大黒天神岳①
水分休憩

大黒天神岳②
疲れがあるので長めの休憩を取った

山在峠 東側の集落

山在峠
林道経由で尾根道を巻いて行くか、少し迷ったが、頑張って山道に行く事にした

この手の道標が多くあったが、ほとんどが支柱から落ちていた

吹越宿跡
アップダウンが多い

七越峰の北側にある展望台①
大斎原(おおゆのはら)全景。河原の右手の大駐車場に当方の車が見える

七越峰の北側にある展望台②
駐車場のアップ。右から4番目が当方の車

アスレチック施設、トイレもある

七越峰は巻いて行こうと、右手の道に入ったが、途中の分岐で山頂に向かう道に入ってしまい、巻くことが出来なかった

P156
あとは下るだけなので、水分休憩とカロリー補給にチョコレート菓子2枚を食べる

備崎 登山口に下山
本来の奥駈道の熊野川を渡って行きたいが、水量が多いので渡れそうもない。
往路と同じ、国道経由で本宮に向かう

R168横の、この鳥居から大斎原(おおゆのはら)に向かう

大斎原(おおゆのはら)
熊野坐神社(現・熊野本宮大社) 旧社 跡。明治22年(1889年)熊野川の大水害で流出、現在の地に移転

旧社 水害の説明

世界遺産の碑
熊野本宮は創建 2050年

大斎原の大鳥居
三本足の八咫烏が神額になっていた

大斎原の大鳥居②
間近で見ると、巨大だった

無事駐車地に帰還


熊野本宮に参拝に行きたかったが、下山が遅くなり、自宅まで3時間程度はかかると思われるので、参拝は諦めた。

今年伊勢神宮に行っているので、熊野本宮にも行きたかったのだか・・
「伊勢に7度、熊野に3度」という謡があるそうなので
 
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