TKM の デジカメと山歩き | 2023/1/19(木) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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快晴 | |||||
吉野・青根ヶ峰 | |||||
スタート:柳の渡し(六田駅) → | |||||
ルート :大峯奥駈道 オール日帰り繋ぎ 1/20 | |||||
青根ヶ峰=関西100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】大峯山地 | |||||
青根ヶ峰 | |||||
Ⅲ△858.07m (西川) | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
310m | 07:56 | ① 下千本駐車場 | 0:22 | - | 0:22 | 出発時間 | 06:00 | 15:05 | ||
150m | 18:18~08:55 | 0:37 | ② 電車移動(近鉄 吉野駅→六田駅) | 到着時間 | 07:45 | 16:35 | ||||
0:09 | - | 0:31 | 0:09 | |||||||
09:04 | ③ 柳の渡し | 片道距離 | 49 ㎞ | 53 ㎞ | ||||||
0:49 | - | 1:20 | 0:58 | |||||||
09:53 | ④ 吉野神宮(丈六平) | 往復距離 | 101 ㎞(AVG=16.0) | |||||||
0:54 | - | 2:14 | 1:52 | |||||||
10:47 | ⑤ 金峯山寺 | |||||||||
0:52 | - | 3:06 | 2:44 | |||||||
11:39 | ⑥ 花矢倉展望台 | |||||||||
0:05 | - | 3:11 | 2:49 | |||||||
11:44 | ⑦ 吉野水分神社 | |||||||||
0:31 | 0:40 | 3:42 | 3:20 | |||||||
12:15 | ⑧ 金峯神社 | ASC(総上昇)プロトレック | 790 m | |||||||
0:19 | 0:40 | 4:01 | 3:39 | |||||||
858m | 12:34~13:26 | 0:52 | ⑨ 青根ヶ峰 △858.1 | DSC(総下降) 〃 | 610 m | |||||
1:31 | - | 5:32 | 5:10 | |||||||
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14:57 | ⑩ 下千本駐車場 | 総上昇量(GPS) | 835 m | |||||||
7:01 | 1:29 | 5:32 | - | 移動距離(GPS) 〃 | 18.4 ㎞ |
アクセス |
奈良 ⇔ 《R24・R165・R169・県39・県167・県15》 ⇔ 下千本駐車場 ※ 帰路は大淀町役場前を通り、R309に入り御所南ICから京奈和道に乗った |
駐車場 |
下千本駐車場 |
ルート |
P → 近鉄吉野駅==《電車移動》== 六田駅→柳の渡し → 柳の宿 → 吉野神社(丈六平) → P ⇔ (金峯山寺 ⇔ 金峯神社 ⇔ 青根ヶ峰) |
記録 |
昨年末のクリスマス寒波後は比較的暖かい日が続いた。そのため何処の山も雪解けが進んでいる模様。 足元が悪く、ドロドロになるのが嫌なので今回は雪のない所へ。 大峯の奥駈け道は日帰り全 19回で 5年前(2018/4/13)に繋いだが、北の起点の一部が欠落している。 今回はその穴埋め。 欠落部分は、「柳の渡し~下千本」。その間には、「75番靡:柳の宿」・「74番靡:丈六山」がある。 吉野は自宅から比較的近いが、通勤渋滞に巻き込まれたくないので少し早めに自宅をスタート。 冬至は過ぎたが、まだ日の出が遅くスタート時は真っ暗だった。 天気予報ではお日様マークが一日中並んでおり、行程もユックリなので、途中の 24hスーパーでアルミ鍋うどんを調達した。雑炊用にタマゴも持参してきた。最近はコンロを出すのが面倒になってきたので、ポットの湯でカップ麺の昼食で済ましていたので久しぶりだ。 橿原からR169の流れが少し悪く、思ったより時間がかかり下千本の駐車場に到着。 本来はスタートする「柳の渡し」付近に駐車するのが一番良いのだが、その付近に駐車場がないので、いろいろ検討した結果 下千本駐車場を選択した。 下千本の無料駐車場に車を停めるとなると、そこから近鉄の吉野駅まで歩いて電車移動で六田駅まで行き、そこからスタートする事になる。そこまでの移動が無駄だが、逆に帰路は途中にデポしている駐車地まで戻ればよいので、それはそれで良いかも。 ダダ広い駐車場には 数台の車が駐車していたが、何れもバリバリに凍っていたので昨日から駐車している模様。関係者の車のようだ。 広すぎて駐車位置に少し手間取ってポツンと 1台駐車した。 今日は険しい山歩きではないので、軽量の登山靴を履いて、服も防寒着ではなくウインドブレーカーを着てスタート。現地の外気温は -1℃だったが、風がないので寒さは感じない。 駐車場から歩き始めると、北方向に展望があり高取山から竜門岳への稜線が見え、その手前下方には雲海が広がっていた。車での途中で深い霧の中を走ったが、その雲海の中を通過して来たようだ。 駐車場から 3~400mほど歩いて、吉野駅に下るクネクネ道に折れる、七曲坂というらしい。歩行者用のショートカット道もあるが、電車の時間に余裕があるので舗装されたクネクネ道を下って行く。 「七曲坂」の表示のある石柱の下側にある観光旅館(料亭?)の建物の手前で表示に従い、舗装道から歩行者用通路に折れる。 細い地道を下り、ロープウェーの駅横から少し進むと、近鉄の吉野駅。 ユックリ歩いてきたが駐車場から思ったより早く着いた。この分なら少し急げば、予定していた前の電車 8:14発に乗れた。次の電車は 8:39発、25分無駄にした感じ。 六田駅までの運賃¥230をモバイルsuicaにチャージして、ホームに入りパンケーキで小腹ごしらえ。 少し遅れて到着した電車に乗り、六田駅まで移動。 駅前でGPSなどのセットをしてスタート。県道横の細い歩道を 5~600mほど歩くと、大峯奥駈道の北の起点となる「柳の渡し」に到着。道路拡幅に伴い元の場所より移設されたらしい大きな石灯篭と説明書きがあった。 「柳の渡し」から大峯奥駈道逆峯のスタート開始。 その少し先の美吉野橋で吉野川を渡ると、橋の南詰にも「柳の渡し(六田の宿)」があり、横の電信柱には「第七十五行所 柳の宿」の張り紙が貼ってあった。 道案内は何処にもないので、GPSに落としてきたルートを確認しながら進む。 県道分岐で右の県道に折れたすぐの所で県道を別れ、左に登って行く歩行者道に折れる。手摺に隠れて倒れかけた「大峯奥駈道 一之坂登り口」との石柱表示があった。 そこから 2分ほど上がった墓地横に祠があったので、寄ってみると説明石板があり、字が消えかかっていたが 〔「第七十五番靡」柳の宿(一之坂行者堂)跡 この上 県道左に百メートルに再建 平成十九年九月吉日〕 と何とか読めた。ココが本来の柳の宿だった模様。 その本来の柳の宿と思われる所から、2~3分ほど上がると県道に交差。ルートはそのまま県道を横切るが、先ほどの案内に従い移設された柳の宿に寄り道に向かう。 その移設された宝篋印塔と行者堂を確認する。説明板の表題に〔第七十五番靡「柳の宿」(一之坂行者堂)〕とあったものの、内容を読むと柳の渡しが柳の宿と解釈できるような文言があった。 ここまで柳の宿は 3ヶ所あったが、75番靡は何処が正解なのだろう。 元の県道交差に戻り、県道から少し上がると地道に変わった。落ち葉の積もった道をしばらく進むと道幅が広くなり林道のような感じになった。 丘を越えたようなところで少し下りになると左からの参道に合流し吉野神宮の境内に入った。左側には県道下側の鳥居が見えていた。 その参道を少し進むと正面に大鳥居が見えて来た。その大鳥居の左側に駐車場があり、その真ん中に下調べしてきた丈六平の石柱があった、そこが第74番靡の丈六山。 吉野神宮の拝殿で山歩きの無事を祈願して、県道上の鳥居を抜けて県道上を先に進む。 車を停めた駐車場の手前の、峰の薬師堂跡の横に村上義光公墓の案内があったので、階段を上り見学。 墓の手前に置いてあった鎧兜のレプリカが目立っていた。 反対側から県道に戻り、車を停めた駐車場を横に見てそのまま先に進む。 その先からは歩いた事のあるルート。 早朝開店前の商店街を抜けて、修理のため大きな素屋根に覆われた金峯山寺 仁王堂の反対側から第74番靡の吉野山とされている金峯山寺の境内に入る。蔵王堂前を一巡して、着ていたウインドブレーカーを脱いで先に進む。 商店街内の狭い道をしばらく進み、勝手神社を右に見てその横から急坂の舗装道をしばらく登ると傾斜は緩み、奥千本行きのバス乗り場の分岐。左に道を取りすぐ先の分岐は右のコンクリ道の急坂に入る。 少し上がると「火見櫓」の案内表示。行った事がないので寄り道に行く。 小高いピークに東屋があり西方向に展望があったが、特に目立った山はなかった。東屋の横に四等三角点があった。 元に戻り、続きを登って行き、上千本のクネクネ道は帰路で歩く事にして、ショートカットになる奥駈道の地道を登り、上方で舗装道に合流した。 そのすぐ上が花矢倉展望台。天気が良いので展望台からは金峯山寺の蔵王堂から尾根上の商店街が見下ろせ、遠方には金剛山・葛城山も見えていた。 花矢倉展望台からすぐの所に、吉野水分神社がありそこが「第72靡:水分社」。境内には人の多い桜の時期しか入ったことがないが、今はだれもおらず静かな境内だった。 境内から出て先に進み、高城山の展望台に上がって昼食をする事も考えたが昼食は青根ヶ峰ですることにして先に進む。その先しばらく進むと前方に鳥居が見えて来た。金峯山の第二の門「修業門」だ。 その門を潜り、急な参道を登ると、「第71番靡:金峯神社」だ。いつもは横に見上げるだけで上がった事のない本殿に上がり、参拝。 そこから石畳の坂をしばらく登ると、西行庵と奥駈道の分岐。桜観期は正面の西行庵への一方通行の所だ。左に道を取り、溝状になった地道を登って行くと休憩舎のある宝塔院跡に出た。「第70番靡:愛染宿」とされている所だ。 日が当たって、小屋の中でユックリ昼食ができる所だが、今日は人がいないので青根ヶ峰の狭い山頂で昼食にしても気兼ねがないので、そのまま通過。 「従是女人結界」の石柱の所から左に青根ヶ峰に登る。疲れているせいか登りを長く感じ山頂に上がる。 青根ヶ峰の三角点の横にあるコンクリベンチに座り昼食にありつく。 微風があり少し寒い。脱いでいたウインドブレーカーを再び着る。 今日は久しぶりにコンロを出してアルミ鍋うどん。外気温が低いためだろうか、コンロの火力が弱く中々沸騰しなかった。 今日はタマゴも持参してきたので、うどんの残り汁におにぎりを入れて雑炊。ベリー・グーの味、冷えてきた体も温まる。 食後のコーヒー・デザートで少しユックリして、山頂から反対方向に下り、舗装林道に着地。そこで折り返して、宝塔院跡まで戻る。 出来れば、西行庵まで行きたかったが、今日は早く帰らないと風呂に入れないのでパスしてそのまま引返す。 あとは来た道をひたすら引返すのみ。 お腹が冷えてきたせいか、腹の調子がおかしくなってきた。改善を図りたかったが、金峯神社・高城山のトイレは何れも冬季閉鎖中。上千本のクネクネ道の途中にあるトイレで改善を図った。 その先も、寄り道をせず駐車場に戻った。 今回は「大峯奥駈 七十五靡」のうち 第75番靡:柳の宿 第74番靡:丈六山 第73番靡:吉野山 第72番靡:水分神社 第71番靡:金峯神社 第70番靡:愛染宿 を通過した。 それと、 金峯山四門という門があるのを初めて知った 金峯山とは、吉野から大峯(山上ヶ岳)に至る山全域の事で 四門とは「発心門」・「修行門」・「等覚門」・「妙覚門」 一の門 「発心門」は銅鳥居 二の門 「修行門」は金峯神社の鳥居 三の門 「等覚門」は山上ヶ岳の大峯山寺の門 四の門 「妙覚門」 〃 また吉野三橋というのがあるのも初めて知った。 「本橋」・「天王橋」・「丈之橋」 何れも、今日の行程途中にあったので確認できた。 |