TKM の デジカメと山歩き | 2014/3/15(土) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
|||
---|---|---|---|---|---|
晴 | |||||
明神岳・桧塚奥峰 | |||||
スタート:大又林道P ⇔ | |||||
ルート : | |||||
明神岳・桧塚=関西100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
|||
【所在地】奈良県・三重県 | |||||
桧塚は三重県側 | |||||
【山地系】台高山地 | |||||
桧塚 | |||||
Ⅲ△1402.17m (蓮2) | 足跡のダウンロードは ( こちら ) から ※ダウンロードできない場合は こちらを参照 |
||||
標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
670m | 08:10 | ① 大又林道P | 2:08 | 1:15 | 0:00 | 出発時間 | 06:10 | 15:40 | ||
10:18~10:35 | 0:17 | ② 明神平 | 到着時間 | 07:55 | 17:55 | |||||
0:28 | 0:35 | 2:36 | ||||||||
1432m | 11:03 | ③ 明神岳 P1432 | 片道距離 | 68 ㎞ | 66 ㎞ | |||||
0:54 | 0:50 | 3:30 | ||||||||
1420m | 11:57~12:40 | 0:43 | ④ 桧塚奥峰 C1420 | 往復距離 | 134 ㎞(AVG= - ) | |||||
0:53 | 0:50 | 4:23 | 0:53 | |||||||
13:33 | ⑤ 明神岳 | |||||||||
0:21 | - | 4:44 | 1:14 | |||||||
13:54 | ⑥ 前山 | ASC(総上昇)プロトレック | 975 m | |||||||
0:12 | - | 4:56 | 1:26 | |||||||
14:06~14:19 | 0:13 | ⑦ 明神平 | DSC(総下降) 〃 | 970 m | ||||||
1:11 | 0:45 | 6:07 | 2:37 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
15:30 | ⑧ 大又林道P | 総上昇量(GPS) | 1118 m | |||||||
7:20 | 1:13 | 6:07 | - | 移動距離(GPS) | 14.1 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《県14》 ⇔ 《R166》 ⇔ 《県219》 ⇔ 《R166》 ⇔ 《県16》 ⇔ 《県220》 ⇔ 大又林道終点
大又林道終点にある駐車場
P → 明神平 → 明神岳 → 桧塚奥峰 → 明神岳 → 前山 → 明神平 → P
東大寺二月堂の籠松明(かごたいまつ)の火の粉が夜空に舞う日(3/12)が過ぎると、寒さが和らぐと言われる。
その籠松明のあった12日の水曜日に休みをもらい、散歩がてらに自宅から歩いて奈良県庁横の税務署まで確定申告に行って来た。
当日はポカポカ陽気で、梅は既に花を付けていた。ついでに年金事務所に寄り、退職後の年金受給額の再計算をしてもらった。寂しいかな年金生活も目の前だ。
趣味もなく、地域に個人のネットワークを持たない当方としては、これから持て余る時間をどのように過ごしたらよいか悩みが尽きない。
取りあえず、健康の為にも山歩きに精を出す事くらいか。
その翌日の13日には、前日のポカ陽気から一転し春の嵐が日本列島を西から東に駆け抜けた。
関西は風は大したことはなかったが1日中雨模様で一時は篠突く雨も降った。
その雨も当日であがり、この週末は天気が回復する模様だ。
で、今回は明神平から桧塚まで往復する予定で出かける。
本来なら先週行く予定であったが、前日に山間部に降った雪で大又林道への乗り入れは当方の車では厳しいかなと判断し他地域(綿向山)に転戦した。
1週間経った今週末は先日のポカ陽気で、林道への乗り入れは問題ないと思われるので、計画実行。
積雪期の明神平は初めてだ。逆に山頂の雪の状態が余り芳しくないかもしれないが、取り合えすスノーシューは持参して自宅を出発。
菟田野のローソンで昼食を仕入れ、大又林道に入っても予想通り残雪も凍結もなく、林道車止め手前の駐車場までその状態が続いていた。駐車場には先行車は4台、意外と少ない。
林道に入る前の県道から見えた山の上は真っ白だったのでスノーシューを担いで出発。
駐車場の先からの林道には雪が冠っていた。
林道ゲートまで来ると一面もう真っ白だ。凍結はしていないのでアイゼンは嵌めずにそのまま進む。
林道から山道に変わる所でアイゼンを装着、今日は6本爪を持ってきたが、この状態なら10本爪の方が良かったかも。
川沿に上流に進み、4度程渡渉を繰り返すが、お助けロープがあり、飛び岩の上もアイゼンで滑らないので難なく通過。
明神滝まで来ると雪景色の中に落差のある滝が勢いよく流れており、中々の景色だった。
その滝の上からは川沿いの道を離れる、ルートは雪に埋もれて分かりにくいが、先行者のトレースがあるので特に気を使う事はない。
一番危険個所の上部の渡渉地点も雪があるため、特に問題なし。
その少し上部でルートは山腹を巻いて行くが、急斜面で山道は雪で完全に埋もれており、先行者の足跡を忠実に踏んで行く。
踏み外せば直滑降で真っ逆さま、ビビりながらの通過だ。
その辺りと水場の先から山頂まではトレースがあるから、迷うことなく行く着く事が出来たが、ノートレースだとルートは完全に雪に埋もれているので、コース取りに迷ってしまうところだ。
特に急斜面を横切って行く所は、ノートレースだと、こんなところがルートだろうかと信じられないくらいの傾斜なので、間違いなくウロウロする場面だ。
そんなこんなで、明神平へはいつもと違う「あざみ山荘」の裏側へ飛び出した。
その場所に出てきたのは初めて、冬道のルートがあるようだ。
駄々広い雪平原には前山方面に向かって何筋かトレースがある。雪はたっぷりある。
早速スノーシューに履き替え、ルンルンでイザ出発、と思いきや湿った雪で足取りが重い。
アイゼンの方が楽かもしれないと思ったが、せっかく重たい思いをして担いできたので、スノーシューで歩き通すことにする。
三ツ塚の手前から明神岳への尾根への巻き道に入ると、スノーシューは横滑りし危なっかしい。何とかこらえながら進む。当方のスノーシューは平地用の廉価品の為、坂道や横滑りには弱い。
明神岳の先から左にコースを変え、急坂を滑るように下って行く。その先からは霧氷林の森の中 桧塚まで、スノーシューで漫歩だ。
少し先で、ワカンのトレースを追って行ったら方向違いの方に導かれてしまう。
戻りかけると単独さんも間違えて付いて来られた。漫然と歩いてルートミスをしてしまい、申し訳ない事をしてしまった。
その後はトレースを追う事だけではなく方位を確認しながら進む。
桧塚奥峰に着くと、先着は夫婦さんと同年輩の男2人組のみであった。途中で出会った人もいないので先行者のトレースはその4名分のようだ
ちょうど時間も良いので、倒れた木の根っこの横で風を避け昼食。久しぶりにお湯を沸かしカップラーメンで温まる。
昼食中、先程の単独さんと、男性の二人さんが来られたのみ、今日は思ったより人が少ない。
帰路でも往路で間違えたルートに入ってしまう、往路の自分の足跡を追って進んでいたら同じルートミスを起こしてしまう。不注意この上なし。
明神岳への登り返しは、心臓をパクパク言わせながら一気に上がる、明神岳の標識柱の前で息を整え再出発。
三ツ塚から前山に向かうとノートレースだった。前山のピークには標識は見当たらず、展望もないので早々に明神平に下山に向かう。
広い急斜面をスノーシューの後方にウェートをかけて滑るように下って行く、バランス取りが中々難しい。少しフラフラしながら一気に下って行く。半分ほど下ると何筋かスノーボード(ヒップソリ?)の跡があった。
明神平のあしび山荘の横で、スノーシューをアイゼンに履き替え、ついでにパンを1個かじる。
朝登ってきた道を下って行くが、朝と違いトレースが大きくなっているので歩きやすくなっていた。
途中から暑くなり、渡渉地点の上にあるベンチでシャツを1枚脱ぐ。
その後も一気に下り、林道途中でアイゼンを外し無事に駐車地に戻る。