TKMデジカメ山歩き 2017/7/15~16
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(土~日) 晴
明神岳桧塚・桧塚奥峰
スタート:大又 →
ルート :明神平でテント泊
明神岳=関西100名山
歩いた足跡

歩行断面図
桧塚=関西100名山
【所在地】奈良県・三重県
  桧塚(奥峰)は三重県側
【山地系】台高山地
 
桧塚 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅲ△1402.17m (蓮2)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
680m  15:09   ① 大又林道 P 1:44 1:15+ 1:44   出発時間 12:40 10:50
   16:53~05:35 12:42 ② 明神平(テント泊 到着時間 14:55 13:25
0:26 0:35 2:10 0:26
1432m  06:01   明神岳 P1432 片道距離 66 ㎞ 67 ㎞
0:40 - 2:50 1:06
   06:41   ④ ヒキウス平 往復距離 134 ㎞(AVG= - )
0:27 - 2:50 1:06
1420m  07:08~07:19 0:11 桧塚奥峰 C1420  
0:10 0:15 2:27 1:43
1402m  07:29   桧塚 △1402.2  
0:44 1:10 4:11 2:27
   08:13~08:20 0:07 ⑦ 明神岳  
0:12 0:25 4:23 2:39
   08:32   ⑧ 前山 ASC(総上昇)プロトレック - m
0:09 4:32 2:48
   08:41~09:21 0:40 ⑨ 明神平 DSC(総下降) - m
1:10 0:45+ 5:42 3:58
   10:31   ⑩ 大又林道 P 総上昇量(GPS) - m
  19:22 13:40   5:42 -     移動距離(GPS) - ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《県14》 ⇔ 《R166》 ⇔ 《県16》 ⇔ 《県220》 ⇔ 大又林道 P


駐車場

県道220の終点にある駐車場


ルート

【15日】 P → 明神平(テント設営) → 天理大学小屋後ろの水場確認 → 水無山往復
【16日】 明神平 → 明神岳 → ヒキウス平 → 桧塚奥峰 → 桧塚 → 明神岳 → 前山 → 明神平
     (テント撤収) → P


記録

今回は、初めてのテント泊

以前からズーッと考えていた、テント泊。
山歩き中に同年輩の単独さんが大きな荷物を背負って歩いているのを見かけると、いつもうらやましいと眺めていた。
今しかないと一大決心をして、一式そろえた。但し寝袋は 7年前に、マットは昨年購入しているので、今回は
テント・グラウンドシートとランタンシェード・マグカップなどの小物を揃えた。それと今のザックでは厳しいので 45リットルのザックも購入した。

先月(6/17)にテントを購入していたが、ちょうど梅雨に入り、天候が恵まれなかったので、折角購入したのに使用することもなく、ズルズルと今日まで来てしまった。
ようやく天気は回復したのは良いが、その途端に今日は猛暑日になるかも。そんな暑さに重い荷物を背負って堪えられるか心配だ。

で、今回はテン泊に手ごろな明神平に行くことにした。
テン泊が主目的なので、昼食をすましてから出発。

大又林道の駐車場に着いたのは 午後の 3時前。水 2㍑と 3食分の食料を積んでスタート。
背中が重い。気温はそれほどでもない感じなのに、最初の林道歩きで汗が噴き出す。明神平までの標高差は 650mほど、普段なら何でもない高低差であるけど。

長い林道歩きから山道に入ると、歩き慣れてきたので、当初ほど背中が重いとは感じなくなってきた。渡渉個所や崖淵を歩く時には、重い荷物に振られないように注意して歩く。
風が通らなく蒸し暑さが重なり、大量の汗をかく。シャツは搾れば水が出るほどビッショリ、ズボンも股の部分まで濡れ濡れになる。Tシャツの着替えは持っているがズボンの着替えまでは持ってきていない。

そんなんで、ゆっくりながらも無休憩で頑張って歩く。
明神平手前の水場で水 2㍑を追加した。重量 2㎏が増えると、この 2㎏の差は大きい。1歩1歩がキツクなった。水場から目的地まで近かったから問題なかったが、水場のない所でのテン泊で重い水を背負っての山登りは当方にはチョットムリかな。

明神平に上がると、東屋の横に大きなテント、下の広場には大きなテントと小さいテントが張ってあり、その中間に綺麗な芝生でちょうどよいテン場があったのでそこにテントを張ることにした。
当初張る予定だった、天理大学の小屋の後ろにも、大きなテントと小さいテントが張ってあったが、思ったよりもテントの設営が多かった。

早速テントを設営する。購入してすぐに学習のため家で設営したこともありすんなりと設置完了。
日没前にと蚊取り線香を焚いて夕食の準備にかかる。と云ってもインスタントのカレーメシとスープのみなので、お湯を沸かしたらお終い。チョット物足らないが我慢する。

夕食を終え、することもないが、日没までまだありそうなので、散歩に行く。水は明神平の手前で汲んだので問題ないが、天理小屋裏の水場に確認に行く。今日は豊富に水が湧いていた。
水場から戻っても、まだ時間があるので水無山まで往復する。空身だったこともあり、10分ほどで水無山の山頂まで行けた。

水無山から戻り、テントの中で横になる。暫くボーっとしていたが、暗くなってきたのでシュラフに潜り睡眠に掛かる。
当初は暑かったので、濡れたズボンを脱いでパンツ一丁でシュラフに潜った。そのうち寒くなって来たのでズボンとシャツを着たが、それでも少し寒かった。それほど気温は下がっていなかったが、シュラフが全く温かく感じられなかった。7年前のシュラフなので保温力が落ちたのかな、ダウンのシュラフで 8℃対応なんだけど。

夜中に 1度起きてトイレをする。満天の星空ではなかったが、この時には空には一部星が見えていた。
熟睡できないままウトウトしていたら話し声が聞こえてきた。お隣の団体さんは起きだしているようだ。しかし、外はまだ暗いのでシュラフの中で頑張る。

明るくなってきてから起きだし、朝食の準備。カロリーメイトとコーヒー・ココアとスープを飲んで少しミズバラ状態。
テントはそのままにして、桧塚まで往復することにした。
三ツ塚の手前でお腹の状態を改善し、明神岳への稜線に上がると、大峯の稜線が少し霞んではいたが見る事が出来た。

明神岳の少し先で尾根を別れ、桧塚へのルートに入る。広い森の中だ、森の木が世代交代中なのだろうか大木はなく、成長途中の木が青々と茂っている、この時期の森の雰囲気は良い。
明確な踏み跡が出来ているので、それを追っていく。

判官平に着くと、男女混合の 4人さんが休憩していた。大きなザックを持っている人もいたので、どこかでテン泊した模様だ。
そのまま先に進み、P1394で桧塚への道を別れ、ヒキウス平に向かう。幅の広い尾根で、何となく踏み跡らしき所もある。ブラブラ森の雰囲気を味わいながら、分岐から 12分で桧塚塚劇場の舞台、ヒキウス平に到着だ。
肉眼では分からなかったが、コンデジの最大ズームで桧塚奥峰を撮ると、4名の団体さん 2組が写っていた。向こうから当方が見えたかな。

その桧塚奥峰へは、今回も直接谷越えで向かう。ヒキウス平の左側から下り、沢に下りてからその沢を沢下の方向に下り、左側からの沢と合流した所で、対岸の等高線 2つ分の尾根越えの登りに入る。短い急登を尾根に上がると、尾根上にはシャクナゲのブッシュがある。左側から回り込んで、尾根を横断し反対側に下ると、そこにも沢が流れている。
その沢の対岸から適当に上を目指す。一番高い所を目指せば桧塚奥峰だ。傾斜はきついが広い場所で障害物もないので、右に左に振りながら登って行く。

岩稜を右から回り込んで、上に出ると桧塚奥峰だ。誰もいなかった。
桧塚奥峰の展望場からの景色は、遠方は少し霞み始め、大峯の山々はかろうじて確認できるぐらいであったが、その手前の山々は良く見る事が出来た。
下方には、先ほどまで居たヒキウス平の舞台も広がっている。
ふと振り向くと単独さんがいた、小さなザックなので、早朝からの登山かな。

桧塚の三角点まで往復に向かう。10分ほどで到着、ここは展望も何もないので三角点をタッチして、Uターン。
戻る途中、北方向に少し霞んだ高見山や三峰山を見ながら、引返す。

所々でショートカット気味に戻りながら、明神岳に戻り一服する。
三ツ塚の手前から巻道に入らず、そのまま三ツ塚経由で前山まで足を延ばした。
前山からの下りで、先ほど登った桧塚奥峰・明神岳を正面に見ながら明神平に向かう。少し下った所で明神平のあしび山荘が見え、その手前に当方が張ったテントも見下ろす事が出来た。

テン場に戻り、テントの撤収に入る。そよ風ほどの風であったが、そんな風でも広げたテントを畳むのに少しあおられる。朝は結露でビッショリだったテントも既に乾いており少し時間がかかったものの無事に撤収完了。テントは設営よりも撤収の方が倍以上時間がかかった。

余分な水は捨て、下山に向かう。それでも荷物は普段よりも相当重いので、足元に注意しながら下って行った。
途中で、10組近くの登山者とすれ違った。


初めてのテント泊であったが、一応無事に経験することが出来た。
しかし、幾つか課題が残った。
テント場まで、標高差がもっとあり、距離もも長い場合は
水場がない場合は、水を何㍑持っていけばよいか
夜中に動物が現れないか(今回、夜中に動物が来たような気配を感じた、怖かったが周りにテントを張っている人がいたので、安心はしていたが)
等々、経験だな。

 
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県道220の終点の駐車場
到着時 6台。準備中に 1人、歩き始めてすぐに夫婦さんが戻ってきた。その後は誰とも会わず。
と云う事は 4組が泊り組か?
 

林道は左に続くが、倒木で通れない為、右側の山道から行く

林道終点(山と高原地図)
林道は左に折り返しているが、正面の山道に入る

最初の渡渉点
水量が多いので、岩に滑らないように渡渉する

すぐ上で、再び渡渉

3回目の渡渉
いつもなら楽勝だが、少し慎重に渡る

4回目、最後の渡渉点
ここも少し慎重に! いつもは涸沢に近いが、それなりに水量があった

明神滝
勢いのある滝音が聞こえるが、木が生い茂っていて、全貌が見えない

明神平に到着

天理大学小屋の後ろで、テントを張ろうと思ったが、東屋の下側の広場に 既にテントが 2つ張ってあり、その間に芝生が綺麗な所があったので、そこに張ることにした

で、初めてのテント設営
設営後、特に空腹ではなかったが、日暮れ前に夕食をすます。

夕食後、まだ明るくする事がないので、天理小屋の裏の水場に視察に行く。
水は持参が 2㍑、明神平手前の水場で 2㍑ 積んだのでタップリ。

まだ日暮れまで時間があるな

水無山まで往復してみる事に

水無山 山頂
空身で来たので、早かった

テン場に戻る
手前は夫婦さんと子供、向こうは男女 4名さん

テント内部
2人用なので、ザックと荷物を広げてもゆったり。
1人用より重さは 130g重いだけ
目が覚めた時、外を覗いたが霧が発生していて真っ白だった。

その後トイレで起きた時には、空には星が一部見えていた。

また、何かがそばを通ったような気配も感じ、怖かった。風かな
鹿の甲高い鳴き声も聞こえたし
就寝時は暑く、濡れていたズボンを脱ぎ、パンツとTシャツで寝たが、途中寒くなりシャツとズボンを履いたものの、それでも寒かった。

気温はそれほど低くなかったけど。
7年位前に買ったダウンの寝袋だが、全然温かくなかった。


一夜明けて

軽い朝食を済ませ、桧塚まで散歩に行く

三ツ塚方面への登り。ここでの青々とした情景を見るのは久しぶりだ

正面の三ツ塚を巻いて
この手前でおなかの具合を改善した。

明神岳
今日の最高地点

幼木が多いけど、世代交代中かな

判官平
4名さんは大きなザックを持っていたので、お泊りしたようだけど。

P1394
ここで桧塚への道を別れ、ヒキウス平に向かう

何となく踏み跡のある所と、ない所があるが、広めの尾根の中央部分を進む

ブナのいい雰囲気の森を歩く

子供ならスッポリと入れそう

ヒキウス平に到着
正面が桧塚奥峰、左が先ほど通過したP1394

ヒキウス平の先の方
右手に桧塚も見えてきた

桧塚奥峰のズーム
肉眼では分からなかったが ズームで撮ると 4名の団体さんが 2組写っていた
谷越えでその桧塚奥峰に向かう

最初の渡渉地点

沢の合流地点まで下り、対岸の等高線 2つ分の尾根を跨ぐ

その尾根の上にあるシャクナゲ地帯の向こう側に回り、尾根向こうの沢に下る

沢を渡り、適当に山頂を目指す。



中腹から足元にはシダが



桧塚奥峰に到着
キツイ登りであったが、広い場所なので右に左に振り振り登って来た


07:09 桧塚奥峰からのパノラマ

桧塚奥峰より①
先ほどまでいた、ヒキウス平

桧塚奥峰より②
白髭岳と奥には釈迦ヶ岳・大普賢岳の大峯の雄峰

桧塚奥峰より③
明神平方面

桧塚

桧塚 三角点
三角点にタッチして Uターン

桧塚より戻る途中①
先ほどまで居た桧塚奥峰

桧塚より戻る途中②
高見山

桧塚より戻る途中③
三峰山、右端は修験業山と栗ノ木岳

明神岳まで戻ってきた

明神平に直接戻らず、三ツ塚より前山を経由して戻ることに

三ツ塚

前山

前山より下る途中より①
中央の明神岳と左端に桧塚奥峰

前山より下る途中より②
あしび山荘と水無山

前山より下る途中より③
ズームすると当方のテントが見下ろせた

テン場まで戻ってきた

テント設営場所よりみる薊岳

テントを撤収し下山に向かう

前山への直登する尾根先
ヒメシャラの根っこが異様な色になっている

明神滝

一番上の渡渉部



林道終点




無事駐車地に帰還
駐車している車が多くなっていた。下山途中に 10組近くとすれ違った。

 
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