TKM の デジカメと山歩き | 2019/2/5(火) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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快晴 | |||||
明神岳・桧塚奥峰・桧塚 | |||||
スタート:大又 → | |||||
ルート : | |||||
明神岳・桧塚=関西100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県・三重県 | |||||
桧塚・奥峰は三重県側 | |||||
【山地系】台高山地 | |||||
桧塚 | 足跡のダウンロードは ( こちら ) から ※ダウンロードできない場合は こちらを参照 |
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Ⅲ△1402.17m (蓮2) | |||||
標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
680m | 08:13 | ① 大又林道終点 P | 1:49 | - | 1:49 | 出発時間 | 06:05 | 16:10 | ||
10:02 | ② P1337 | 到着時間 | 08:00 | 18:15 | ||||||
1:10 | - | 2:59 | ||||||||
1432m | 11:12 | ③ 明神岳 P1432 | 片道距離 | 68 ㎞ | 66 ㎞ | |||||
0:49 | 0:50 | 3:48 | ||||||||
12:01~12:57 | 0:56 | ④ 桧塚奥峰 C1420 | 往復距離 | 134 ㎞(AVG=15.4) | ||||||
0:13 | 0:15 | 4:01 | ||||||||
1402m | 13:10 | ⑤ 桧塚 △1402.2 | ||||||||
0:20 | 0:25 | 4:21 | 0:20 | |||||||
13:30 | ⑥ 桧塚奥峰 | |||||||||
0:48 | 0:50 | 5:09 | 1:08 | |||||||
14:18 | ⑦ 明神岳 | |||||||||
0:23 | 0:25 | 5:32 | 1:31 | |||||||
14:41~14:51 | 0:10 | ⑧ 明神平 | ASC(総上昇)プロトレック | - m | ||||||
0:49 | 0:45 | 6:21 | 2:20 | |||||||
15:40 | ⑨ 林道終点 | DSC(総下降) 〃 | - m | |||||||
0:20 | - | 6:41 | 2:40 | |||||||
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16:00 | ⑩ 大又林道終点 P | 総上昇量(GPS) | 1135 m | |||||||
7:47 | 1:06 | 6:41 | - | 移動距離(GPS) | 14.3 ㎞ |
奈良 → 《R24・県14・R166・県16・県220》 → 大又林道車止め前 駐車場
※ 帰路はR166を県道219で少しショートカット
大又林道車止め前 駐車場
P → P1334 → 前山 → 三ツ塚 → 明神岳 → 判官平 → 桧塚奥峰 → 桧塚 → 桧塚奥峰 → 明神岳 → 明神平 → P
先々週の 24日の朝
いつも通り散歩してから、仕上げの体操にかかり、前屈をしようとした時に、突然背中に電気が走るように痛くなり、とても曲げられなかった。
当方の、足首・膝・股関節・腰椎
は比較的丈夫なほうで、これまで故障をしたことはほどんどない。
なので、チョットひねった程度の一過性のものと思っていたが、なかなか症状は改善しない。
背中の痛みは、30年以上前に患った尿路結石の時の痛みに似ている感じ。
腎臓に結石があり、検査時にいつも指摘されているが、安定していて問題く、2カ月前に検診した造影CTの検査でも特に指摘はなかった。
今日は、久しぶりに晴天になり、日中はポカポカ陽気になるとの天気予報だ。
その好天予報に誘われ、ムリして出かける事にした。
背中の痛みは残っているが、屈伸はある程度出来るようになったので、重いザックを背負うのに背中の具合が心配ではあるが、厳しいようだと戻るつもりのダメモト意識で出かける。
行先は、どこにしようか迷ったが、明神平にスノーシュー遊びに行く事にした。
大股の集落を過ぎても、道脇には雪のかけらもなく、道も完全ドライ。スタッドレスを履いているがノーマルでも問題ない状態。
平日なので車は少ないと思いきや、先着車は既に 10台ほどいた。準備中にも 4台ほど到着してきた。
山の上を見ても白いものは全くない。雪はあまり期待できそうもないので、持ってきたスノーシューをザックから外してスタート。
雪も少なくスノーシューを外して身軽になったので、駐車場の少し先から P1334へ向かう尾根に登る事にした。4年前(2015-5-30)に1度登りで使ったことがある。
その後、擁壁がモルタルで固められ鉄階段が設置されたので、取っ掛かりやすくなった。
鉄階段を上がると明確な踏み跡があり、急斜面をジグザグに登って行く。
ジグザグにして傾斜を緩めているとはいえそれでも傾斜がキツイ、おまけに足場が濡れているので、横滑りして斜面に転げないように注意して行く。下りでは使う場合はとても怖い場面だ。
スタート時は放射冷却で気温が低く寒かったが、今日はポカポカ陽気になる予報なので、防寒服をやめて、ウインドブレーカー兼用にしているゴアの雨具にしたが、それでも急斜面の登りですぐに暑くなり、下に着ていたフリースを脱ぐ。結局下山するまで脱ぎっぱなしだった。
始め明白だった踏み跡も、次第に薄くなる。5年前に登った時は踏み跡もテープも薄かったのでほとんど尾根を直登したが、比較的新しく付けられたと思われるピンクのリボンがトラバースしているので今回はそれに従って登って行く。
高度 1000m近くなると、残雪が疎らに出てきて、ルート上には踏み固められた雪が凍っているので滑りやすくなる。
出来るだけルート上の凍った場面を外して進むが、避けて通れない所も出てきたので、アイゼンを履くことにした。
格段に安全性が増し、一生懸命に登って行く。
高度 1150m付近からの急登は、急斜面が凍っている所もあり、10本爪のアイゼンを凍っている所に叩き込んで足場を確実にして登って行く。軽アイゼンではチョット厳しい場面だ。
稜線が近付くとまだら模様の残雪が一面白くなり、樹々には霧氷も出てきた。
凍った危険な急登を登り切り、傾斜が緩くなると間もなく稜線上の P1334に到着。
稜線上は霧氷が綺麗だった。しかし遠くには青空が見えているものの頭上に青空はなく、残念ながらモノクロの世界だ。
薊岳に寄って行く事も頭を過ったが、寄って行くと桧塚が厳しくなるので、今回は見送り。
明神平に向かって最初の下りが厳しかった。凍っている所があり、アイゼンの爪が上滑りすると滑ってしまうので、確実に噛んでいることを確認しながら下る。こんな経験は初めて。
稜線上は一部に雪がなく地肌が見えている所もあった。青空が頭上まで広がってきた。
前山への登りに入ると残雪が深くなり、時々ズボッと踏み抜く。
前山から下って来た単独さんが、すれ違いざまにズボズボですと言いながら通過して行った。
前山から三ツ塚への途中で見た、明神平方面は一部に地面が露出していた。
駐車している車が多かったので、誰かいるかと思ったが、人は見かけず。
明神岳に向かう尾根から台高・大峯方面の展望があり、今までの最高の景色が広がっていた。
明神岳には、桧塚から戻って来たと思われる、壮年の 3人さんがいた。
そのまま通過して、少し先の分岐表示から稜線を分かれ桧塚に向かう。
下りきって登りに掛かった所で、同年輩の 2人さんとすれ違う。
明神岳の北斜面からは残雪がそこそこあり、雪が緩んでいるのでトレースを拾って歩いていても何度も踏み抜く。
そんなんで足に疲れが出てしまい、小さなアップダウンと桧塚奥峰への最後の登りのシンドイ事、今回は桧塚の三角点はパスかな。
桧塚奥峰には、お昼ジャストに到着。単独さんが食事の準備中だった。
その横の景色の良い所で当方も昼食。ポカポカ陽気で風もないので、コンロを出してお湯を再沸騰させ熱々のカップ麺の昼食。食後のコーヒーのお供はワッフルドーナッツ。
昼食中に数組到着してきた。
今までで、一番景色の良かった桧塚奥峰からの展望を見納めて下山に向かう。
あきらめかけていた桧塚の三角点は、昼食とマッタリ取った休憩で元気が回復したので、寄り道に行くことにした。
誰もいなくなった桧塚奥峰を最後に下山に向かうと団体さんが到着してきた。
13分で桧塚に到着。三角点を写真に収め、引返す。
マナコ谷登山口に向かう稜線出合付近で、北方面の高見山・三峰山を望んで、桧塚奥峰に戻ると、ちょうど先ほどの団体さんが昼食を終え下山に向かう所だった。
桧塚の三角点までの往復は 33分だった。
ヒキウス平への分岐のあるP1339で夫婦さんとすれ違ったが、今からだと下山すると日暮れが近くなるのでは。
シンドかった明神岳への登り返しを終え、水分休憩と息を整える。
一服中に頭の上に霧氷のかけらがイッパイ落ちてきた。天気が良く気温が上がってきているので、樹々の霧氷はドンドン落ちてきていた。
明神平の東屋で、休憩に入る。
そのまま通過して下山したいところだが、今日はシンドイ。心配していた腰は、問題ないが体力に問題があった。
10分程休憩して、下山に向かう。
水場でペットボトルに補給。今日は腰の問題があるので荷物を軽くするため、ポット 0.5㍑とペットボトル0.5㍑しか積んでこなかった。冬場は昼食時以外はほとんど水を飲まないが、今日は暖かく喉が渇いたので、水を全部消費してしていた。
その後は順調に下るが、凍っている所もあるのでアイゼンを外せない。ガリガリと石を踏みなが下って行く。
林道に出ても、林道上には凍った雪があるのでアイゼンを付けたまま。
県道終点の登山届のあるゲートの先でようやくアイゼンを外し、無事下山完了。
駐車場にはまだ数台の車が残っていた。