TKM の デジカメと山歩き | 2025/2/7(金) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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晴 | |||||
明神岳 | |||||
スタート:大又林道車止め手前 P ⇔ | |||||
ルート : | |||||
関西100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県・三重県 | |||||
【山地系】台高山地 | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
らくルート コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
680m | 09:16 | ① 大又林道終点 P | 0:46 | 3:01 | 0:46 | 出発時間 | 06:30 | 15:05 | ||
10:02 | ② 大又林道終点 | 到着時間 | 08:50 | 17:05 | ||||||
0:39 | 1:25 | |||||||||
10:41 | ③ 明神滝 | 片道距離 | 68 ㎞ | 66 ㎞ | ||||||
0:57 | 2:22 | |||||||||
11:38~11:52 | 0:14 | ④ 明神平 | 往復距離 | 135 ㎞/avg.14.4 | ||||||
0:20 | 0:32 | 2:42 | ||||||||
12:12 | ⑤ 三ツ塚 | |||||||||
0:17 | 2:59 | |||||||||
1432m | 12:29 | ⑥ 明神岳 P1432 | ||||||||
0:28 | 0:21 | 3:27 | 0:28 | |||||||
12:57~13:25 | 0:28 | ⑦ 明神平 | ||||||||
0:29 | 1:56 | 3:56 | 0:57 | |||||||
13:54 | ⑧ 明神滝 | GPS 総上昇量 map60 | 867 m | |||||||
0:25 | 4:21 | 1:22 | ||||||||
14:19 | ⑨ 大又林道終点 | GPS 移動距離 〃 | 8.9 ㎞ | |||||||
0:26 | 4:47 | 1:48 | ||||||||
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14:45 | ⑩ 大又林道終点 P | 総上昇量 novaヤマレコ log | 867 m | |||||||
5:29 | 0:42 | 4:47 | 5:50 | 移動距離 〃 | 8.6 ㎞ |
アクセス |
奈良 ⇔ 《R24・県14・R166・県16・県220》 ⇔ 県道220(大又林道)終点 ※ 帰路は佐倉峠から県道219に折れ、R166の一部をショートカット |
駐車場 |
県道220(大又林道)終点 車止め手前 P |
ルート |
P ⇔ 明神平 ⇔ 明神岳 【往復】 |
記録 |
数年ぶりの大寒波が 3日前の 2/4から日本列島を巻き込んでいる。 寒気団が居座って大寒波は週末の 2/9まで続くとの事だが、今日 2/7の午前中のみ一時的に晴れ間が覗くとの天気予報。 てんくらの登山指数は風が強いようで「C」評価となっているが、天気さえよければスノーシューで遊べると思い出かけることにした。 どこに行くか迷ったが、稜線まであまり遠くなく、平日でもそれなりに人出があると思われる明神平に行くことにした。 いつも通りに起きて自宅をスタート、外は薄明るくなりかけていた。立春(2/3)も過ぎ日が長くなり始めた。気温はかなり低い感じがしたが、風がほとんどなかったのでメチャ寒い感じまではしなかった。 奈良市内は通勤渋滞前なので、ほぼすんなりと抜けたが郊外に出ると次第に車が増え、信号に多く引っかかった。道路にある気温の表示は -3℃を表示していた。 桜井に入ると雪が舞い始め、大宇陀から菟田野と進むと降り始めた雪で道路上が白くなり始めた。前を行く車がスピードを落として走る。 この調子だと山はもっとひどいと思われ、他に転進しようかどうしようかと思いながら走る。一応現地まで行って、その後を考えることにしてそのまま進む。 R166を分かれ東吉野村に入ると不思議に雪は降ってなく普通に走れるようになったが、道が細くなるので引き続きスピードを落として走る。雪は降っていなかったがどんよりとした天候は今にも降ってきそうな感じ。 大又から細い林道に入っても、道路上には積雪はなかったが、駐車地の手前 4~500mくらいから急に道路上に積雪があった。スタッドレスは全く滑ることもなく現地に到着。 天候は悪く、小さく吹雪いている。山頂方面はどんより曇っているので大吹雪かも。 途中の雪でスピードを落として走ってきたため、現地への到着が少し遅れた。 今日の天気で人出は少ないと思ってはいたが先着車は 7台もいた。男×1と女×3の 4人グループが準備中だった。 そのグループを見て、決行することにして準備しかけると、後着車の単独さんが到着してきた。当方に声をかけてきて、行かれるのですかと尋ねられた、この悪天で迷われている感じ。4人グループがスタートして行った後なので、当方も追っかけて行くと答えると、単独さんも準備しかけた。ピッケルとハーネス装備の大ベテランの感じ。 吹雪かれても良いように、雨具のズボンを履いてスタート。外気温は -5℃だったが、吹雪いているので体感温度はもっと低い感じ。 スタート時点から積雪はあるが、表面は新雪なのでノーアイゼンでスタート。 林道を 30分ほど歩いた林道崩壊地点の、川横の細い所を通過する場面でスリップすると川に転落することも考えられたので、安全のためアイゼンを履くことにした。4本爪で充分だが、どちら道この先アイゼンを履き替える事になるので初めから 12本爪を履いた。 後から来た重装備の単独さんはノーアイゼンのままヒョイヒョイと通過して行った。 林道が折り返す旧林道終点の少し先で谷を左岸側に渡渉する。岩にアイゼンを引っかけない様にだけ注意してロープの助けで渡渉。帰路はロープを使わなかった。 その少し先で渡渉を戻り返すが難易度は下がるのでロープの助けは不要。 暫く右岸側を遡って再度左岸側に渡渉し、トレースに従って川横を遡っていると、どうやって超えて行ったのか越えられないそうもない岩にぶつかった。岩に引っかき傷があるので先行者はそこを越えて行っているが、手掛かりがないので越えられない。 ストックを岩の上部の横に突き刺して、それを手掛かりにして越えたが、ストックが外れたら川に転落するところであった。帰路に確認すると、ルートは少し手前から高巻いていた。トレースを付けた先行者の後を皆さん従ったみたいだが、どうやって超えて行ったか不思議だ。 その先で 4度目の渡渉だが、川は表面が凍っていて渡渉と言う感じはなかった。 渡渉後に山道は斜度を増していく。足元は完全に雪道になったのでアイゼンで歩きやすくなったがシンドイ。 明神滝まで来ると、滝は完全に凍っていた。全体が氷瀑となった明神滝を見るのは初めて。このところの寒波で氷瀑が完成されたみたい。 明神滝から上は、山腹を大きく折り返しながら登って行く。トレースがあるので問題ないが、トレースがないと迷いやすい所だ。 高度を上げて行くと、樹々には霧氷が見られるようになり、やがて明神平に到着。 空は真っ白で、風もあり寒いが、覚悟していた暴風は吹いていなかった。スタートした時が一番荒れていた感じで、山中ではほとんど風を感じなかったので汗をかいたくらいだった。 あしび山荘の横には先行していた 4人さんが休憩していたので、東小屋に行くと、小屋の半周に風よけとして雪のブロックが積まれていた。なぜかテーブル・ベンチがなくなっていた。 その小屋の中でパンを小腹に入れて、スノーシューを履く。 あしび山荘にいた 4人さんが前山方面にスタートして行った。 かなり疲れが出ていたので明神岳は諦めて、せめて前山あたりまでスノーシュー遊びに行こうと当方もスタート。 4人さんは、先行者のトレースを拾って歩いて行ったが、当方はノートレースの所をスノーシューで歩く。ただ雪は湿っていて、深く沈むと重くなって結構疲れる。 前山へ行くつもりでピークを目指してノートレースの所を頑張っていると、途中で抜いた 4人さんが横をトラバースして進んでいった。目指していたピークは前山でなく三ツ塚だった。 三ツ塚のピークまで上がると、天候が急回復して青空が覗き始め反対方向に展望が出ており、台高の主峰の日出ヶ岳や、大峯の特徴ある山の大普賢岳も見えていた。 4人さんが明神岳に向かったので、当方も明神岳まで頑張ることにした。 明神岳への稜線上は霧氷がシッカリ着いており、覗き始めた青空に映えてキレイなこと。シャッターを何回も押す。 そんな癒しがあったものの、明神岳への登りがキツかった。今までは明神岳の先の桧塚まで足を延ばしていたのだが、今は明神岳が精いっぱいの感じ 明神岳のピークは展望がないので、写真だけ撮って引き返す。 三ツ塚を巻いて広い所に出ると、ノートレースの所を軽快に下って行く。雰囲気的にはアッという間に明神平に着いた感じ。 あしび山荘の横に単独さんがいたが、当方も寄せてもらいそこで昼食にする。 単独さんは明け方スタートして桧塚まで行ってきたとの事。スノーシューを背負っていた。 時々青空は覗いていたが、日が差していなく微風ではあるが風もあるので、ドッシリと落ち着いて昼食は出来なく、立ったままで定番の昼食。初めのうちはインナー手袋で食べていたが、手がかじかんできたので箸を持ちにくかったが手袋をした。そんなんで食後のコーヒー・スイーツはお預け。 昼食後は、スノーシューをザックに結わえて下山開始。 下りは、アイゼンの引っかけだけに注意してドンドンと下って行く。 下から 2番目の渡渉地点の手前でアイゼンを手にしてノーアイゼンの単独さんに抜かれた。サッサと歩いて行ったが足元にはシッカリと雪があり凍っている所もあるのに、滑らないのが不思議だ、冬靴によるのか歩き方があるのだろうか。 林道まで下って、傾斜が緩んだ所でアイゼンを外し手に持って歩いていたら、見事に滑って大尻餅。薄い新雪の下に鏡面状の氷があった。 駐車場に戻ると、残っていた車は 5台まで減っていた。当方を抜いて行った単独さんが後始末をしておりと、渡渉後に抜いた夫婦さんが戻ってきたので、山中に残っているのは 4人グループとビデオを撮りながら歩いていた重装備の単独さんのみだ。 今日は午前中 お日様マークだったので雪遊びに出かけてきたが、天気予報がずれた模様でスタート時は最悪の状態だった。 その代わり山頂に上がって暫くしたら青空が覗き始め、風はあったものの微風程度だったので上々の天気だった。雪もタップリあり、スノーシューで遊べたし。 |